電子コミック配信サービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」を運営するアムタスは5月29日、「嫁姑問題」に関するインターネット調査結果を発表しました。嫁姑問題をモチーフにした作品(もしくはそのWeb広告)や掲示板での書き込みを目にする機会は少なくありませんが、嫁姑問題の実態はどのようなものでしょうか。

「自分の身の回りに嫁姑問題があるか」という質問に「ある」と答えたのは26%。意外に実際の嫁姑問題に直面している人は多数派ではないようです。

嫁姑問題が起きたのは「結婚した直後」「子どもが生まれてから」の回答がトップ2。「同居してから」の回答も多かったといいます。

「どんな嫁姑問題に悩まされているか」の1位は「子育てへの干渉」。「家事への干渉」「嫌味や嫌がらせ」と続きます。世代別では、全世代の1位が「子育てへの干渉」でしたが、2位以降に差が。20〜30代は「家事への干渉」だったのに対し、40代以上は「嫌味や嫌がらせ」が入ってきています。


なぜ年代でこうした差が出てくるのか。レイ法律事務所で男女や家族トラブルなどをメインに扱っている松下真由美弁護士によると、「子育てへの干渉、家事への干渉は嫁姑問題の永遠のテーマです。特に、子どもに手がかかるうちは、子育てが忙しく、他の家事も十分にできない場合が多いでしょう。そういった部分がお姑さんの目についてしまい、トラブルの元になりがちです。しかし、40代を超えて子どもが大きくなってくると、家事に手が回るようになり、文句の付け所は少なくなります。そのため、言葉での嫌味や嫌がらせが、お嫁さんの目についてしまうのではないでしょうか」といいます。
「嫁姑問題を防ぐためには?」は「無理に仲良くなろうとしないこと」という現実的なアドバイスが1位。「義実家と距離をとる」「夫と事前に相談しておく」が続きました。

嫁姑問題が「ない」側に関する調査結果も紹介します。「嫁姑問題がない理由」は、「姑/嫁が気を使ってくれている」「そもそも干渉してこない」「遠方に住んでいる」がトップ3でした。

調査時期は3月19〜20日。めちゃコミック会員を対象に、2428人(女性2266人、男性162人)から回答を得ました。
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