「なんで抱っこひもずっと腰につけたままなんだろう」「なんで遊んであげないんだろう」。自分が子どもを持つ前に思っていた疑問が、実際に子どもを持つことで理解できたという経験を描いた育児漫画『わたしが子どもを産むまでわからなかったこと』に共感が集まっています。作者ははちや(@hatiyamaru)さん。

わたしが子どもを産むまでわからなかったこと
子どもを生む前のはちやさんは、子どもを抱っこしていないのに抱っこひもを腰につけたままのお母さんや、公園で子どもと遊ばずベンチに座ったままのお母さん、病院の待合室で爆睡をしているお母さんを見て、「なんで(抱っこひもを)外さないんだろう」「遊んであげればいいのに」「そんなに疲れ果てるもんなの!?」と疑問に思うことが多かったそうです。
しかし、子どもが抱っこをせがんだり歩くと言い張ったりするので、そのたびに抱っこひもを付け外しするのは面倒だし、無限に遊ぶ子どもの相手は大変で時々休まないと付き合ってられないし、赤ちゃんのいる生活はいつも寝不足で隙あらば寝てしまうし……自分の子どもを持った今なら分かるといいます。

抱っこひもをぶら下げたままの理由もわかった!

子どもの体力は無限大だから……

赤ちゃんのいる生活はいつも寝不足
床に大の字になって泣いてぐずる子どもとお母さんを見て「だっこしてあげればいいのに……」と以前は思っていたけれど、今なら、こっちが泣きたいという気持ちでぼうぜんとしてしまうお母さんの気持ちも分かるとはちやさん。人見知りだから本当は支援センターに行くのは面倒と本音を吐露しつつ、子どもを持つと自分の「好き」「嫌い」だけでいろんなことを決められなくなったとつづります。
子どもを生む前の自分が今の自分を見たらガッカリするかもしれない。思ったような大人の女にはなれていないけれど、昔は分からなかった子どもと暮らす毎日のこと、母親が割とギリギリのHP(ヒットポイント)で生き延びていることが身にしみて分かるようになっている――と振り返り、子どものいなかった「あの頃の私」がもっと優しい気持ちでいられたらよかったなぁとはちやさんはふと思うのでした。

泣いている子ども。泣きたいのはこっちだよと思うことも

アンパンマンのミニスナック(パン)はおやつかどうか迷う。分かる

自分の好き嫌いは抜きにして、子どものために支援センターにだって連れて行く!

母親は割とギリギリのHPで生き延びているんです……
外出先で子どもがギャン泣きしたときに、お母さんも周りの目が気にならないわけではないでしょう。それでもぐずる我が子を見つめているのは、その子がひとしきり泣かないと泣き止まないのかもしれないし、今日は子どものぐずりに屈しないぞと固く決心しているのかもしれないし、お母さんのHPがほとんどないのかもしれません。冷ややかな目で見たりせず、「ガンバレー」と温かい目で見守ることができたらいいですね。時にはサポートも!
漫画の読者からは「めちゃくちゃ分かる!」「母になってからわかる大変さ」「過ぎてしまうと夢のよう。子育てのやり直ししてみたい」など、自分も昔はそうだった、今なら分かると共感する声が寄せられています。
はちや(@hatiyamaru)さんは、Twitterに育児漫画を投稿しており、育児エッセイ漫画『育児は続くよどこまでも…』も出版しています。
画像提供:はちや(@hatiyamaru)さん
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