「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。
家族絡み、特に夫婦関係の相談が多かった先週。今回ピックアップしたのは7月9日(火)放送の今井通子パーソナリティー回。浮気をした夫を責め続けていた結果、夫の方から離婚を切り出されてしまったという相談。

パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン
結局どうしたいのかよく分からない相談者
相談者は42歳女性。夫は41歳。17歳娘、14歳息子、11歳息子と3人の子どもがいる。
離婚を切り出されたそもそものきっかけは、夫の浮気が発覚したこと。5〜6年前から仕事帰りがやたらと遅くなり、出張も多くなったことを疑った相談者が浮気調査を依頼したところ、2年前から続いていた浮気が発覚したのだ。
さらに、それ以前も別の女性と浮気していたようなのだが、そちらは「10回くらい(相手の)マンションに行ったけど、それは浮気じゃないんだ、信じてくれ」とのこと。
「でもそんなわけないじゃんって思うんだけど……」
そうでしょうね。
さて、この浮気をきっかけに相談者は子どもを連れて家を飛び出し、実家近くのアパートで暮らすようになって1年が経つという。
それで「離婚をしたいけど夫が反対している」という相談ならアドバイスも簡単なのだろうが、相談者はいろいろとややこしい葛藤を抱えているようなのだ。
自分から「別居する」と言い出したにもかかわらず、
「それでも離れきらんって分かっときながら、やっぱり別居してしまったという感じです」
さらに浮気発覚の勢いで、慰謝料や養育費などを決めた公正証書まで作っているのだが、やはり、
「ひとりでやって行くっていう自信はないのと、やっぱり彼のことが嫌いになれないんですよねぇ……」
だったら、別居を解消して「やり直す」方向で考えていけばよさそうなものだが、一緒にいたらいたでいろいろと思い出してしまい、「こういう風にウソをついて、そうだったじゃん!」「今回もそうなんじゃない?」などと責め立てることを繰り返してしまっているという。
この、結局どうしたいのかよく分からない相談者の行動に嫌気が差したのか、夫の方から「1回ちゃんと別れた方がいいんじゃないかね?」と切り出されてしまった。相談者の気持ちとしては別れたくはない、しかし別居は継続しているし、会ったら会ったで責め立ててしまう……。
そして、一番の問題はコレ。
「今はもうご主人は浮気していないんですかね?」
「別れてると思います」
「何か証拠があるの?」
相談者は、浮気相手の女性と直接会ったこともあるようだが、その際「彼から別れ話は言われていません」と言われたらしい。しかし夫は「(別れたと)信じて欲しい」と言っているそうだ。
「それだけですよね、彼を信じるしかないって感じですね。証拠って言われるとないです。だからどうしても信じれなくって『じゃ、GPS付けて』って言ったんだけど、それもダメで」
……う〜ん、別れてないんじゃない!?
「責めないで彼を許す方法があるなら知りたいなっていうのと、どうしたら別れないで済むかなって思っています」
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