2020年東京オリンピック・パラリンピックを記念した100円硬貨6種類の引き換えが、オリンピックまであと1年となった7月24日に始まりました。

引き換えが始まった100円硬貨は、図柄としてオリンピックは「空手」「スケートボード」「スポーツクライミング」「サーフィン」「ウエイトリフティング」を、パラリンピックは「ゴールボール」を採用しています。
裏面にはオリンピック、パラリンピックのエンブレムがそれぞれデザインされているほか、硬貨側面のギザギザがオリンピックとパラリンピックでは異なり、手で触れることで識別できるようになっています。それぞれ394万8000枚を発行します。

100円記念硬貨の直径は22.6ミリ、重さは4.8グラムと、通常の100円玉と同じ。ですが、異なる種類の金属板をサンドイッチ状に重ね合わせる「クラッド技術」を使った「クラッド貨幣」となっており、通常の100円硬貨は素材が銅75%、ニッケル25%の白銅なのに対し、記念硬貨は銅87.5%、ニッケル12.5%の「白銅及び銅」となっています。







引き換えは、銀行や信用金庫などの金融機関で受け付けています。初日に筆者が訪れた都内の都銀の支店では、6種類を各2枚ずつ、計12枚・1200円までという制限がありましたが、25日以降は制限がなく、ただしなくなり次第終了という説明を受けました。
今回引き換えが始まったのは、記念硬貨の第2次分。第1次分の100円硬貨では、図柄として五輪が「フェンシング」、パラリンピックが「ボッチャ」を採用し、18年11月に引き換えを始めています。第3次分は19年1月ごろを予定しています。
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