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新型「スカイライン」の発表で注目を集めている日産自動車。世界的にファンを抱えるスポーツカー「GT-R」など数多くの車種を手がけ、日本の自動車メーカーとして確固たる地位を築いていますが、それらを開発する舞台裏はあまり知られていません。
今回、そんな日産自動車の秘密基地といえる施設の1つ、神奈川県厚木市にある「日産テクニカルセンター(NTC)」を、私たち「ねとらぼ」が取材しました。「世界最高峰のドライブシミュレーター」があるから遊びにおいでよと誘われて、ホイホイとやってきたわけです。なにそれ面白そう!

日産自動車の秘密基地「日産テクニカルセンター」に堂々潜入
神奈川県厚木市の山奥にある日産テクニカルセンター(NTC)は、日産が自動車を作るためにさまざまな研究開発を行っている施設で、日産の重要な技術開発拠点の1つ。広大な敷地にはたくさんの研究棟が建ち並び、新しいシステムやデータ収集・解析などで、日々多くのスタッフが仕事に励んでいる場所です。それだけに警備はめちゃくちゃ厳重で、今回の取材時も「建物の外観など、許可した場所以外の撮影は一切NG」とされました。
そんな厳戒態勢の施設で通されたのは、日産テクニカルセンターの一画にある研究棟。中に入るとさっそく、お目当てのドライブシミュレーターを探しますが……まさかこれ? え、レースゲームガチ勢が持っている普通のゲーミングデバイスでは………。

えー、なにこれガッカリ……と思っていたら、「いやいや、あっちですよ」と案内してもらったのが、体験させてもらう最新鋭のドライブシミュレーター。予想していた何倍も……でかぁぁぁい!



全長45メートル、幅15メートルものレールの上に、6本のアクチュエータ(油圧やモーターなどで構成された制御ユニット)に支えられるように設置された黒いドーム。これがシミュレーターの本体となっていて、その内部には「スカイライン」が1台ポンと置かれています。
スカイラインは実車を再利用したもので、エンジンなどの不要な装備を取り外して、代わりにコンピュータなどの機材が置かれています。


ドームの内側は360度フルスクリーンになっていて、7台のプロジェクターを使って映像を投映する仕組みとなっています。
シミュレーターは、ドーム内のスカイラインに乗り込んで、実際の運転と同じようにハンドル、アクセル、ブレーキなどを操作すると動かせます。


その挙動にあわせてドームがレール上を移動したり、傾いたり、回転したりして、実車を運転しているようなリアルな挙動を生み出すのだそうです。まじかよ……こんなの絶対楽しいよ! さっそく体験しなきゃ!
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