成城石井は8月2日に「シンガポールフェア」をスタート。8月31日まで開催します。期間中、順次シンガポールフードの総菜やデザート全8種が発売されます。ねとらぼ編集部は開催に先んじて8月1日に行われたプレス試食会に参加。新商品を一足先に味わってきました。
試食の感想を書く前に、まずは総菜&デザート新商品を紹介します。
自家製総菜(弁当)&デザート新作
通期(8月2日〜31日)で販売
- 「シンガポール風ソイソースチキンヌードル」699円(税別、以下同)

- 「ナシレマ(マレー風唐揚げとサンバルチリのココナッツライス)」699円

- 「有機豆乳とココナッツの黒胡麻豆花」399円

- 「シンガポール風パイナップルケーキ」899円

8月2日〜15日販売
- 「シンガポール風海老スープヌードル(プロウンミー)」699円

- 「8種野菜と食べるマレー風魚だしのスパイスフード春雨」599円

8月16日〜31日販売
- 「シンガポール風ソイソースチキンライス」699円

- 「シンガポール風ワンタンミー」699円

名前だけ見ると「どんな料理だろう?」と想像がつかないものも多いのでは。
成城石井は毎年エスニックフードのフェアを行っていますが、シンガポールに絞ってフェアを開催するのは2016年ぶり。成城石井は総菜分野に力を入れており、中でもエスニックフードは過去5年間で3倍以上と大きく成長しているといいます。その中でヒット商品が多数生まれており、例えば2015年の「シンガポール風ラクサ」は「お弁当・お惣菜大賞2015」で麺部門の最優秀賞を受賞。シンガポール政府観光局から「成城石井が日本ではあまり知られていなかったラクサを紹介し、認知向上に貢献した」とコメントを寄せられています。
今回のシンガポールフェアに合わせてエスニック料理長の勝本浩二さんや原昭彦社長が何度もシンガポールに渡り、“現地の味”を学んできたといいます。つまり今回のフェアでは、まだ日本ではなじみが薄いけれど、将来はラクサのように知名度が上がるかも……といったフードが並んでいるのです。
実食してきました
試食会では、新作のうち「シンガポール風ソイソースチキンヌードル」「ナシレマ」「シンガポール風海老スープヌードル」「有機豆乳とココナッツの黒胡麻豆花」「シンガポール風パイナップルケーキ」5種を試食。
ソイソースチキンヌードルは、混ぜると一見するとソース焼きそばのよう。特徴は独自開発したという細麺で、中央の甘辛だれとよくからみます。チキンは中国醤油、酒、みりん、上白糖、中ざら糖、五香粉などを配合した合わせ調味料に一晩漬け込んだ味わい。すごく味がしみています。かなりボリュームがあります。
そのままだとちょうどいい甘辛なので、お子さんも好みそうです。もうちょっとエスニック風味がほしい派には、海老を使ったシンガポール風チリソースを混ぜるとエスニックなピリ辛を楽しめます。


ナシレマは、日本では「聞いたことがないな」という人が多いのでは(記者も初めて聞きました)。シンガポールではよく食べられている料理なのだとか。ポイントはココナッツライス。現地では厨房でココナッツを割り、その汁でジャスミンライスを炊いているといいますが、成城石井ではそれができないまでもココナッツ感を出すためにココナッツクリームとココナッツファインを加え、近い風味を出しています。
トッピングはオクラ、ちりめんじゃこ、ゆで卵、落花生。食感の違いが面白いです。からあげは「ぜひかぶりついてもらいたい」とコメントがあったように骨付き。ターメリック、コリアンダー、クミンパウダー、バイマックルといったスパイスでスパイシーに仕上げられています。イメージとしては、インドカレー店のチキンに近いお味。ピリ辛のサンバルソースをライスにまぜていただくと、うっすら汗をかいてきます。こちらもボリュームもりもり。


海老スープヌードル(プロウンミー)は、まず麺に驚き。中華麺とビーフンの2種類がミックスされています。「本場シンガポールのスタイルにならって」いるのだとか。エビスープには、エビのエキス、おきあみ、エビトッピングとエビの味わいがすごい。サンバルブラチャンでピリ辛仕上げですが、エビパワーで優しい味わいなので、ちょっと夏バテっぽくなったときにもするっと食べられそうです。また、優しさの中にパクチーの香りがすごく引き立っています。


さて、ここからはデザートの試食に。有機豆乳とココナッツの黒胡麻豆花(トウファ)は、有機豆乳ときび糖で仕上げたベースの上に、黒練り胡麻、あんこで層を重ね、ココナッツわらびもち、くるみ、さつまいも、クコの実をトッピングしています。
黒ゴマの印象がしっかりしていて、和スイーツの雰囲気もあります。トッピングのわらびもちの完成度が高い。豆花のベースはあまり強い味わいではないので、黒ゴマペーストやココナッツクリームジャムと合わせて食べるスイーツです。根強い支持がある「モーモーチャーチャー」もそうですが、味わいを混ぜながら食べるスイーツが成城石井の得意分野な感じがありますね。

最後に試食したのがシンガポール風パイナップルケーキ。これは名作です!
生地はバター、きび砂糖、アーモンドプードル、ココナッツファインを使用。自家製のパイナップルジャムとパイナップルを飾り、さらに上からココナッツクリーム、卵、バター、黒糖で仕上げたクリームを絞っています。ケーキ部分はしっとり、パイン部分は甘酸っぱい。クリームが黒糖なのがちょっと大人っぽく南国っぽい味わいになっています。カロリーのことは完全に忘れて食べたいところです。


成城石井では、新商品に合わせてワインやソフトドリンクのペアリングも推奨。さらに、お菓子8品、調味料など12品、ドリンクやお酒16品など最大47品を開発・仕入れています。また、店頭でプレゼントキャンペーンを実施します。


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