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2019年5月、トランプ米大統領が安倍首相と共に海上自衛隊 横須賀地方総監部(通称、横須賀基地 以下、通称を使用)を訪れ、護衛艦「かが」を視察しました。米国の大統領が海上自衛隊の護衛艦に乗船するのは歴史上初めてのこと。それだけに視察の様子は大きなニュースになりました。ヘリコプターからトランプ大統領ら一行がかがに降り立った「おぉぉー!」な様子を覚えている人も多いと思います。
超VIP対応で行われたトランプ大統領のかが視察。しかし、さすがにトランプ大統領並みとはいきませんが、一般の人も海上自衛隊の船に乗艦できる機会があります。それが「艦艇一般公開」です。

一般の人も楽しめる「艦艇一般公開」「基地開放イベント」
海上自衛隊は艦艇や基地を開放し、紹介する広報イベントを定期的(ほぼ毎土日、休日)に行っています。海上自衛隊への理解を深めてもらうことを目的としており、「艦艇一般公開」では普段は港から眺めるだけの護衛艦などにも、実際に乗艦して見学できます。月に1度ペースで行われる「基地開放日」にはグッズや食べ物を販売する屋台も立ち並び、さながら一種のお祭りのような盛り上がりを見せます。
今回は「よこすかYYのりものフェスタ2019」(2019年6月8日〜9日)中に、横須賀基地で行われた護衛艦「はたかぜ」艦艇公開の様子を紹介します。


日本の海を守る護衛艦「はたかぜ」
はたかぜは、1986年にはたかぜ型護衛艦の1番艦として配備されました。全長は約150メートル、幅は16.4メートル。横須賀基地を母港とし、約260人の乗組員が勤務しています。

タラップから艦へ上がり、まずは艦首に案内されます。ここでは、はたかぜの主要3武装を間近に見られます。
1つ目は、艦首中央に備わる「54口径5インチ単装速射砲」です。毎分35発の砲弾を発射できる艦砲で、2万メートル以上の距離から接近する敵の航空機や艦船に攻撃できます。
近くには艦砲に使用するダミーの弾丸と薬きょうも置かれていました。デカい。「危険なので持ち上げないでください」と注意書きがありましたが、そもそも持ち上げられそうにないです……。


艦砲の前にあるのが「GMLS Mk 13 Mod 4」。艦の一番前方に位置しており、敵の航空機を迎撃する対空ミサイルを撃つ発射機です。そして艦砲の後ろにあるのが魚雷を発射する「アスロック装置」。こちらは海中から忍び寄ってくる潜水艦の迎撃に使われます。


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