たくさんの犬が劇場の椅子におとなしく座る姿を写した画像がTwitterで話題になっています。まるで、わんちゃんたちが劇を楽しんでいるかのようですが、立派な介助犬になるための訓練だったのです。
犬が舞台を満喫中?
写真が撮影されたのは、カナダで開催される舞台芸術祭「ストラトフォード・フェスティバル」。開催された演目は、『リトル・ダンサー(Billy Elliot)』です。ゴールデンレトリバーなど観客席から顔をのぞかせており、全部で12匹の犬がこの会場にいるようです。人工的に加工された画像かと思ってしまうほどかわいらしい見た目の犬たちですが、介助犬として自律するための訓練を受けているのでした。

ひょっこり具合がかわいい(画像はStratford Festivalの公式Twitterより)

おとなしく訓練中(画像はStratford Festivalの公式Twitterより)
介助犬は、身体が不自由な人の生活をサポートする役割があり、活躍するためには相応の練習が必要です。この訓練を実施した「K-9 Country Inn Service Dogs」のオーナー兼トレーナーを務めるローラ・マッケンジー氏は海外メディアのインタビューで「劇場は犬たちに照明や騒音、さまざまな程度の動きといった多様な刺激を与えてくれる機会なのです。犬たちは、長時間にわたりせまい場所でリラックスしていなくてはいけないのですから」と話しました。介助犬の訓練過程では、介助犬使用者と行動を共にするために、混雑した人のなかで安全な道を確保したりトイレの個室でおとなしくしたりする練習を行うそうです。
今回、犬たちが参加した演目は「リラックス・パフォーマンス」と呼ばれるもので、劇の途中で声をあげる傾向がある人や動き回ることがある人などのために用意されているものです。かわいらしく着席するわんちゃんに見えますが、たくさんの刺激に動揺しないよう必死に我慢していたのかもしれません。ですが、フェスティバルの広報担当者アン・スウェードファーガー氏は「12匹の犬はみなとてもお行儀が良かったですよ」と語り、トレーナーのマッケンジー氏も「犬たちも調教師と同じように演劇を満喫していましたよ」と、当日の様子を語っていました。どうやら十分にリラックスして楽しむことができたようです。

無事に訓練終了(画像はStratford Festivalの公式Twitterより)
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