推しの夢のためにエロいバイトをはじめるオタクの気持ちが分かりすぎてつらい。
オタクの本懐! だが……
愛の鬼投票の甲斐もあって、サニーサイドアップは念願のアイサマに出演。
愛は、客席最前ではじけまくる……かと思いきや、一歩引いた場所で、ステージに登場したハナを見て号泣。
これまでのおどおどとしたステージングから打って変わったハナのあか抜けたパフォーマンスに、見ているオレも泣きっぱなし。愛の思いにちゃんと応えてくれたんだねッ……!
普段は愛を「オバハン」と呼んでからかっている小豆沢が、泣いている愛をリフト。
「オバハン、あんがとな。アイツらにこんなモン見せてくれて。すっごい励みになると思う」
ハナが見たいと言っていた「光(サイリウム)の海」を、ハナとふたりで見ている……まさにオタクの本懐! エロ配信したことも後悔してない!
「サニサイ、サイコー!」
沼にズブズブとハマッて、引き返せないところまで行ってしまったオタクの感無量な瞬間を的確に表現したシーンに胸を打たれる。
……が、毎度お馴染みの取り調べシーンで、地獄に突き落とす一言。
「はじまったみたいですよ、さっき。サニーサイドアップの解散ライブ」
解散!?
取り調べ中の愛が、さんざん時間を気にしていたのはコレか。
「これからいよいよ売れるぞ! ……というタイミングでなんでメンバー脱退!?」とか、「なんで解散!?」なんて、あるあるではあるが、……なんちゅう展開をさせてくれるんだ!

事件現場の目撃者で、愛の面通しをするという役どころが安藤サクラ。二度見した イラスト/北村ヂン
見ていてつらいけど目が離せない!
サニサイの解散も気になるが、それ以外にもいくつか気になるシーンがあった。
ハナがステージで倒れた後、病院からコッソリとやっていると言っていた配信だが、明らかに病室とは思えない。
「ピンポーン」という音を「ナースステーションの音かな?」とごまかしてはいたが、どう考えても自宅のチャイムだろう。
瓜田が自宅を突き止めてチャイムを連打してるのか? とも思うが、どうして病院からだなんて嘘をついていたのか?
もうひとつは、トップオタの小豆沢が、チェキ会でセンターの原花梨(松田るか)と話している時、変なアイコンタクトを取っていたこと。
このふたりは以前、直接電話連絡を取っていたが、どういう関係なのか?(実は付き合ってたりする!?)
オタ活のいい面も悪い面も、本当にリアルにえぐってくる本作。見ていてつらすぎるが、目が離せない。
北村ヂン
文章からイラスト、漫画、映像まで、あの手この手でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうハイパーメディアライターTwitter