幻の険道!? 県道701号、果たしてどんな道なの……?
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イヨリ峠で半分。あと半分なのか、まだ半分なのか……
イヨリ峠に出ました。ここで半分。あと半分なのか、まだ半分なのか……正直、当時の気持ちは圧倒的に後者でした。


いより不動明王から100メートルほどで浅間山林道に出ます。この道も秦野市と伊勢原市を結ぶ林道ですが、どちらも出入口が封鎖されており一般車は通行できません。
県道701号はこの林道を1キロほど間借りしながら大山に向かいます。つまり、この道は前後を一般車通行不能区間に挟まれた通行可能区間ということになります。これはなかなか珍しい。
舗装された道は歩きやすさが違います。文明の進歩は偉大だ! そんなことを思いながら、10分ほどで林道との分かれ道に着きます。


林道から外れるとすぐ未舗装の山道に戻ります。舗装路よさらば……!

さらに道はどんどん荒れていき、ボブスレーのコースかな? といった様相になりました。伝わるかな。

雨水が作ったと思われるえげつない溝のある道。さっきよりもさらに激しく、滑りやすくなっていました。
数少ない県道の証であるはずの「道界」コンクリート標柱は、外れて、流され、溝の中に横たわっていました。あぁぁ。ぬかるむ粘土質の土の中で、足場として存在感を主張していました。


急斜面を下るというより、滑るようにして降りていくと、再び林道に出ます。こちらは阿夫利林道。ここも一般車両の通行は禁止です。


ここまで来れば、残りはわずか500メートル。少し進むと「禊(みそぎ)の大滝」があります。こちらは大山を代表する滝の1つ。かつて大山の参拝者たちが水垢離(みずごり:滝に打たれる修行)をしたといわれています。

ここからはアップダウンはもう収まり、川沿いの遊歩道のようです。道路と川が平面交差する「洗い越し」があります。県道と川が交差するのは貴重……とは言っても、山道ならばこのような場所もよくあります。もはや貴重な感じはしません。


橋を越えるといよいよゴールです! 旅館「大滝荘たけだ」さんの前を通って、現代の大山へのメインルート「県道611号(大山板戸)」に合流します。長かった……!!


うわさ通りの「険道」 行くならば登山のつもりで装備を整えて
さて、実際に歩き通した「幻の険道」こと県道701号。地図に載っていない道だけにかなりハードでした。基本的に路面は整備されておらず、ケータイ電波の届かない箇所も多いです。標識は所々に立っていますが、油断をしてルートを見失うと遭難しかねません。登山のつもりで装備を整えて臨むことを勧めます。ヒル対策も忘れずに!
一方、少し雰囲気を感じてみたいならば、伊勢原側から禊の大滝まで散策するがお勧めです。なるほど、だてに「険道」と呼ばれているわけじゃないのだな、というのがよく分かりました……!

(少年B)