あのふたりがまさかの同棲!? 細かいネタに驚く。
キミら、同棲しとったんかい!
最後は1年後。各登場人物のその後が紹介された。
愛は、椎葉さん(村杉蝉之介)の法律事務所で働きつつ、夜はライブハウスでバイト(?)をし、地下アイドルたちの悩み相談などにも乗っているようだ。
女子アナ志望で「アイドルは就活の一ネタ」と言っていた那須凛怜(田中珠里)は、マルチテレビの「おはキラ」という番組のリポーターに。
玉路紀子(天木じゅん)、麦田詩織(松川星)のふたりは「のりしおぽてち」という、またも地下感あふれるアイドルユニット(?)を結成して活動を続けている。
解散のきっかけとなった原花梨(松田るか)は、言っていたとおり、ブリザガさんがプロデュースするボーカルユニット「ERULIAF」のメンバーに。のりしおのふたりがライブの楽屋まで遊びに来るなど、メンバーとの交流も続いているようだ。
しかし「ブリザガ」にしろ「ERULIAF」にしろ、なんちゅうネーミングセンスなんだと思ってしまうが、このユニット名、逆から読むと「FAILURE」……失敗。サニサイを辞めてこっちを選んだことが失敗だったということか!? 「失敗の逆」=成功みたいな意味だといいけど。
そんな花梨のトップオタだった小豆沢大夢(細田善彦)は、フリーのITコンサルタントとして活躍中。新規クライアントとして出会ったのが、ハナが高校時代、いじめに加担していた松田杏子(優希美青)というミラクルが起こる。
何だかんだで初対面の人から、ハナと笑顔で写っているツーショット写真をゲットするコミュニケーション能力がハンパない。
ハナが以前、
「(解散後に)絶対にやらなきゃって思ってることはひとつあって。松田さんに会いに行くことです」
と言っていたとおり、有言実行で会いに行って和解することができたのだ。
この写真を見た愛が、驚きの表情から笑顔に変わってエンド!
……なんだけど、問題は小豆沢と愛がやり取りしているメッセージの履歴だ。
「夕飯なんかある?」
「カレーなら」
「バカなのか? 3日連続なんだけど」
「なら自分で買ってきな」
これもう、同棲してるよね!?
推しであった花梨からあれだけアプローチをかけられていたにも関わらず、「オバハン」呼ばわりしていた愛の方を選んだのはアイドルオタクの鑑と言うべきか。ほぼ女性客皆無の現場で女オタに手を出すなと言うべきか……。
会社の名前だけで仕事を選び、彼氏もアクセサリーのひとつくらいの感覚でいた愛が、アイドルにハマッたせいですべてを失い、本当にやりたい仕事(アイドルをサポートすること)を見つけ、本当に気の合う彼氏(しかも若いイケメン)をゲットするというドラマだったのか!
ハナが今どうしているのか、もうちょっと見せてもらいたかった気もするが、ひとまずハッピーエンドでスッキリした最終回だった。

オタ同士のまさかのカップル成立にびっくり イラスト/北村ヂン
北村ヂン
文章からイラスト、漫画、映像まで、あの手この手でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうハイパーメディアライターTwitter