気象庁は10月12日15時30分、台風19号の影響による「大雨特別警報」を群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県に発令しました。命に関わる非常事態です。情報収集に努め、直ちに命を守る行動をとってください。
10月13日9時追記
その後、茨城県・栃木県・新潟県・福島県・宮城県・岩手県にも大雨特別警報が発表されましたが、13日8時40分に岩手県が解除されたことで東海・関東甲信越・東北の13都県に発表された大雨特別警報はすべて警報等に切替られています。引き続き土砂災害や浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
気象庁による発表

台風19号の影響で特別警報が発令された(政府広報オンラインより)
特別警報とは
「特別警報」とは、「警報」の発表基準をはるかに超える数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表し、対象地域の住民の方々に対して最大限の警戒を呼びかけるというもの。直ちに市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください(政府広報オンライン)。

特別警報が発表されるまでのイメージ(政府広報オンラインより)

特別警報のイメージ(政府広報オンラインより)
特別警報が出たらどうすればいいのか
慌てず、周囲の状況に注意し、市町村などから避難勧告などが発令されている際にはただちに従ってください。避難の際、大雨や暴風のために屋外へと移動することがかえって命に危険を及ぼす状況で、やむを得ず自宅にとどまる場合には、二階などのより安全な場所に避難するなど、命を守るため、最善を尽くしてください。すでに避難を完了している場合でも油断しないでください(政府広報オンライン)。
台風19号で「特別警報」
気象庁予報課のトップである梶原靖司予報課長は11日に開かれた臨時会見で「広い範囲で記録的な大雨となる見込みです。状況によっては大雨特別警報を発表する可能性があります。伊豆に加えて関東地方でも土砂災害が多発し、河川の氾濫が相次いだ昭和33年の狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となる恐れもあります」と自ら説明していました。
また「12日から13日にかけて東日本を中心に西日本から東北地方の広い範囲で猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなり、記録的な暴風となるところもあるでしょう」と雨に加えて風にも注意するよう呼びかけました。
今回の台風では、土砂災害や浸水、高波や高潮、冠水や停電、河川の増水や氾濫についての注意が呼びかけられています。

避難警報が発令されている場合もあります。市町村の発表等、情報収集に努めてください
(Kikka)
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