女性向けにマーケティング業を展開するミュゼマーケティングが、ブームとなっているタピオカドリンクに関する調査結果を発表しました。
調査の対象となったのは、F1層と呼ばれる20〜34歳の女性1764人。タピオカドリンクの主なターゲットとされる女子高生より少し上の世代です。
タピオカドリンクを飲む頻度に関する質問で、最も多かった回答は「数カ月に1回」で29%。「1、2度飲んだことがある」が23%、「1カ月に1回」が22%と続きました。チェーン店以外でも専門店が増え、行列ができることも少なくないタピオカドリンク店ですが、F1層が飲む頻度はやや少ない印象です。

タピオカドリンクを飲む理由については、4割以上の人が「おいしいから(40%)」と回答し1位。2位は「タピオカの食感が好きだから(31%)」、3位は「友人・恋人などとのノリで(14%)」という結果に。さらに、どんなタイミングでタピオカドリンクを飲みたくなるか聞くと、「タピオカを食べたくなったとき(25%)」という回答が最も多く、やはりタピオカの「味」が求められていることが分かりました。
逆に、タピオカドリンクを飲むとき、つねに写真を撮るという人は24%という意外と少ない結果に。撮影した写真は、「Instagramにアップする」と答えた人が53%、「アップしない」が29%、「Twitterにアップする」が13%という結果でした。

また、専門店のタピオカドリンクの価格については、「やや高い」と答えた人が一番多く73%、「とても高い」が13%、「適切だと思う」が13%と続きました。適切な価格については「400円」と答える人が最も多く、次に「300円」「500円」という結果に。クリームなどのトッピングや、比較的価格の高い乳製品が使われているドリンクですが、高いと感じている人が多いようです。

タピオカドリンクというと、路上にタピオカドリンクが捨てられるゴミ問題もニュースやSNSで話題になりました。しかし、この調査では、購入した商品を最後まで飲まずに捨てたことがある人は17%と、想像よりも少ない結果に。捨てた理由で最も多かった回答は「ボリュームが多すぎて飲み切れなかった(52%)」。次に「口に合わなかった(42%)」と、タピオカ以外の食品でも共通しそうな理由が続きました。

また、タピオカドリンクのブームが今後どうなるかについて聞いてみたところ、「一過性のブームで終わりそう」と答えた人が59%に上る一方で、「人気ドリンクとして定着すると思う」と答えた人も41%と大きな割合を占めました。加熱するタピオカブームについては冷静に見ている人が多いという結果が出ましたが、タピオカドリンクは消費者が求める「低価格化」や「おいしさの追求」などで細分化や淘汰が進んでいきそうです。

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