エン・ジャパンが「転勤」についてアンケートを実施し、10月24日に結果を公開しました。アンケートでは、約6割の人が「転勤は退職のきっかけになる」と回答しており、人生設計における「転勤」の重大さが伺えます。
アンケートの対象になったのは、転職支援サービス「エン転職」に登録しているユーザー1万539人です。
まず、「転勤は退職を考えるきっかけになりますか?」という質問には、64%が「なる」と回答しました。年代別にみると、若い世代のほうが転勤に伴って退職を意識する傾向が強く、男女別では男性よりも女性のほうがその傾向が強いことが分かります。


一方で、「これまでに、転勤を理由に退職したことはありますか?」という質問では、「退職したことがある」という人は5%にとどまりました。実際に退職した人は、「海外転勤を依頼されたが、父がガンで闘病しており、1年保たないため少し待ってほしいと言ったが、有無を言わさず辞令が出た」(45歳男性)、「全国転勤有の仕事で、結婚予定があり地域限定職への変更を申し出。反対され、退職に」(31歳女性)と、自分や家族の生活を重視した結果、退職を選んだ人が多いようです。

「今後、転勤辞令が出た場合、どう対処しますか?」という質問では、「承諾する」と答えたのは13%で、「条件付きで承諾する(50%)」という回答が半数を占めました。
「条件付きで承諾する」と回答した人の承諾条件のトップ3は「家賃補助が出る(73%)」が第1位で、「昇進・昇給がある(56%)」、「転勤期間が決まっている(55%)」と続きました。
やはり、転勤は自分にとってマイナスととらえる人も多いようで、その分を賃金や期間の限定などで補いたいという気持ちが感じられます。


「条件に関係なく転勤を拒否する」と回答した人の理由では、トップ3が「配偶者も仕事をしているから(34%)」、「子育てがしづらいから(34%)」、「親の世話・介護がしづらいから(33%)」という結果になりました。また、年代によって理由には大きな差が見られ、20代は「新しい土地に慣れることが大変だから(40%)」、30代は「子育てがしづらいから(46%)」、40代以上は「親の世話・介護がしづらいから(41%)」がそれぞれ最多となっています。

また、実際に転勤経験がある26%の人が考える「転勤してよかったこと」は、「人間関係が広がった(55%)」、「自身の能力が向上した(39%)」、「業務範囲が広がった(37%)」といったことが挙げられました。


マイナスの面だけではないものの、自分の人生設計に大きな影響を及ぼす転職。いつか来るときのために、今後の人生を考えてみるのも良いかもしれません。
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