INDEX
「憮然(ぶぜん)」「砂をかむよう」などの慣用句について、本来の意味とは異なるとらえ方をする人が多数であることが、文化庁の「国語に関する世論調査」で明らかになりました。特に「憮然」は、50代以上で本来の意味とは異なる「腹を立てている様子」の回答が増えました。

本来の意味知ってますか?
「憮然」の本来の意味は「失望してぼんやりとしている様子」
「憮然」は、辞書等で本来の意味とされているものは「失望してぼんやりとしている様子」です。「憮」はむなしい気持ち、がっかりするという意味があります。
調査によると、28.1%が本来の意味である「失望してぼんやりとしている様子」と回答し、56.7%が「腹を立てている様子」と回答しました。
年齢別に見ると、「腹を立てている様子」は50代以上で6割台前半と他の年代より高くなっています。一方、30代以下では「失望してぼんやりとしている様子」が「腹を立てている様子」を上回ります。

56.7%が「腹を立てている様子」と回答(文化庁調査結果より)

50代以上で「腹を立てている様子」が増える傾向
「砂をかむよう」の本来の意味は「無味乾燥でつまらない様子」
「砂をかむよう」の本来の意味は「無味乾燥でつまらない様子」です。砂をかんでも味がないことに由来します。
調査によると、32.1%が本来の意味である「無味乾燥でつまらない様子」と回答し、56.9%が「悔しくてたまらない様子」と回答しました。60代以上で本来の意味である「無味乾燥でつまらない様子」と回答した割合が高くなっています。

56.9%が「悔しくてたまらない様子」と回答

60代以上で「無味乾燥でつまらない様子」が増える傾向
「国語に関する世論調査」は、日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し、国語施策の立案に資すると共に、国民の国語に関する興味・関心を喚起する目的で行われています。
ここで、調査の結果、本来の意味とは違う言い方をされていることが多いと分かった他の2つの慣用句を紹介します。どちらの言い方を使いますか?
問題:自分の言うことに、うそ偽りがないことを固く約束するさま
(a)天地天命に誓って
(b)天地神明に誓って

どっちを使う?
コメントランキング
「FNS歌謡祭 第1夜」であなたが良かったと思うアーティストは?【人気投票実施中】 | 音楽 ねとらぼリサーチ
今川焼? 大判焼き? あの“円形の厚焼き和菓子”の名前は? 47都道府県別・呼び方の勢力図を公開!(投票結果) | グルメ ねとらぼ
「ベストヒット歌謡祭2025」で良かったアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
2025年「NHK紅白歌合戦」の「白組」出場歌手で楽しみなのは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
岩手県の「おいしいお土産」10選! 一番うまいと思うのは?【人気投票実施中】(2/2) | 岩手県 ねとらぼリサーチ:2ページ目