車窓から一望できる琵琶湖の風景も、そして紅葉も必見ですよ。もすなる。
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もたて山駅から紀貫之のお墓へ ところが……
「もたて山駅」には、ちょっとした屋根やベンチがあります。ほうらい丘駅に比べると設備がしっかりしていました。
もともともたて山駅は、近くにあったキャンプ場へのアクセス駅として開業した駅だったので、多分そのせいでしょう。ハイキング道も整備されています。当日は私一人ではなく、ハイキング客の方も一緒に降りていました。


もたて山駅から15分ほど歩くと「土佐日記」の作者・紀貫之のお墓があります。よし行くぞ……と思ったものの、ハイキング道といえば聞こえは少しいいですが、思いっきり「山道」です。最低でもスニーカーが必要で、できれば登山靴の方がいいくらいハードでした。皆さんなめたらあきまへん、気を付けましょう。

紀貫之はもたて山から見る琵琶湖の景色が好きだったので、ここにお墓が作られたのだそうです。平安時代の人たちもこんな厳しい山道を登ったんですよね。ケーブルカーもスニーカーも登山靴もない時代に、あの平安装束で? 昔の人、すごすぎますよね。
もちろん現代は道標がちゃんとあるので道に迷う心配はありませんが、落ちている枝などで足を取られたりもするので注意して歩かなければいけません。歩いていると遠くに延暦寺の鐘の音が聞こえてきて、何だかこう、ちょっと心細い雰囲気の中、途中の目印だという「見晴らし台」を探します。
あった。あ、あれ……?


見晴らし台で期待した景色は見られませんでしたが、気を取り直して歩き続けてようやく「紀貫之のお墓」に着きました。
……お墓は何と倒木の下。ええ……!


な、何で。これは一体……?
年2回、紀貫之のお墓参りに来られるという高知県南国市の国府史跡保存会に確かめたところ、2019年8月に墓参りしたときには木は倒れていなかったそうです。2019年10月に来た大きな台風の影響と思われます。今回は念のため、比叡山の管理をしている延暦寺にこの状態を報告しておきました。次の墓参りの時期までにきれいになっていればいいのですが……それにしても、自然はすごい。
さて、再び15分ほどの時間をかけて駅に戻り、おなじみのインターフォンで「もたて山駅から乗ります」と伝えます。
もたて山駅から終点のケーブル延暦寺駅には1〜2分で到着です。というか、上を見ればもたて山駅からケーブル延暦寺駅の駅舎が少ちょっと見えるくらい。そんな距離感です。

