壊れたランニングマシンを改造し、アクションゲーム「デス・ストランディング」の専用コントローラーに仕上げた猛者がYouTubeで注目を集めています。実際に歩くとサムも歩く。めちゃくちゃ疲れそうだけど遊んでみたい。


人力デススト
きちんとプレイヤーの歩行に合わせて、主人公が移動します

 作者は工作系YouTuberのAllen Panさん。新年に計画したトレーニングに早くも挫折したAllenさんは、廃品のランニングマシンを発見し、「改造すれば歩行コントローラーになるのでは?」とひらめきます。

 そのとき、ちょうどハマっていたゲームがデス・ストランディング。歩くこと自体がゲームの核といえる作品なので、工作のアイデアともベストマッチです。


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廃品のランニングマシンを部屋に持ち込んだAllenさん

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アイデアを思いついた瞬間のワンシーン。いい笑顔だ

 Allenさんは仲間の手を借り、マシン上を歩いた運動量を電圧に変換する仕組みを構築。PS4のコントローラーも改造し、歩行で生まれた電圧が一定量に達すると、左スティックを前方に倒すのと同じ信号が入力され、主人公のサムが歩くよう手を加えました。電圧がさらに高まるとL3ボタンが入力される仕掛けも施されているので、プレイヤーががんばればサムも走ります。


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歩いてベルトが回ると電圧が発生する仕掛け

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コントローラーも体感仕様に改造。潔く左スティックは取っ払っている

 工作が完了すると、Allenさんはサムの気分を最大限に味わえるよう、大荷物を背負ってテストプレイへ。結果は大成功で、自分の歩みに合わせてサムが動く様子に大喜びです。ただ、ズル防止のためか、左スティックを取っ払っていたため、基本的に前進しかできないもよう(曲がる際は右スティックで視点移動していると思われる)。それでも移動するだけで楽しいようで、斜面を転がり落ちながらも大はしゃぎしています。


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前進の操作は足で、その他の操作はゲームパッドで行います

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ゲーム画面をプロジェクターで投影しテストプレイスタート

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歩き出すなり斜面ですっ転んでいますが、機械自体のテストは大成功

 Allenさんは協力してくれた仲間と一緒に、「体感デススト」大会を開催しました。ベースが本格的なランニングマシンということもあり、みんな疲れてしまい数分のプレイが限界。千鳥足で歩いたり、橋に乗れずに落っこちたりと、サムの様子も散々ですが、それでも唯一無二の体験を楽しんでいるようです。


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思うように歩けなくて四苦八苦

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無謀にも、BT出現エリアに挑戦する人も(1分もちませんでした)