ネガティブな社畜OLが「なんだこの人生……」と日々自問する人気Twitter漫画が、『なんだこの人生 日曜しか生きた心地がしない社畜OLの日常』(橋本ゆの著/KADOKAWA)としてついに単行本になりました。

主人公の名前は藤井夏菜子。期待に胸を膨らませて就職するも、社会人2年目になると、1日働いて家に帰るころには疲れ果て何もできない日々。自分を変えようとジムや英会話を始めるもどれも続かず……。それでも日々を生きる夏菜子を描いた、ネガティブだけどちょっぴりほのぼのするストーリーとなっています。きっとあなたも共感するはず……!


「社会人2年目病」
目の前の仕事をこなすのが精いっぱいだった社会人1年目に比べ、2年目になると仕事にも慣れて少し余裕が出始めます。そんなときにふと思うのがこの社会人生活がこれから長きにわたり続くということ。
朝は満員電車に揺られ、夜は残業でクタクタに。帰宅すると夕飯とお風呂に入って寝るだけの生活。このルーティンがあと40年近く繰り返されると思うと……。


「平日何もできない社会人になった」
そんな仕事の疲れから、夏菜子は帰宅すると即寝転んでしまう生活。他にやりたいことがあっても横になりたい気持ちが一番勝ってしまいます。辛うじてできるのはスマホをいじることくらい。しかしダラダラとスマホを見続けることでまた疲れがたまり負のループに……。
社会人になってからやりたかった夢や目標を成し遂げる気力も沸かず、いつの間にかそんな気持ちも薄れてしまいました。




「有給とは」
こうした慢性的な疲れを解消するためにも、有給は社会人に与えられた重要な権利! ある日夏菜子は会社に行きたくなくなさすぎたので、思い切ってたまっていた有給を消化することにします。
会社には迷惑を掛けられないため、スケジュールを念入りに確認しますが、なかなか最適な日が見つかりません。しかしそれではいつまでたっても休みが取れないため、無理にでも有給消化を決行することに。
念願の有給当日、普段はできないゲームで休みを満喫……といきたいところでしたが、片付いていない仕事のことばかりが気になってしまいます。他のことをして気を紛らわせようとしても、思い出すのは仕事のことばかり。
結局心が休まらないまま1日を終え、翌日からはたまった仕事でかえって疲弊する生活が待ち受けているのでした。有給で回復できないのはつらい……。




「一人焼肉の喜び」
“焼肉”それは人生のご褒美。有給でも癒せないならば、この最終兵器に登場してもらいましょう。ぼっちにとって1人焼肉はハードルの高さがありますがSNSで1人焼肉専門店を発見!
実際にお店に行ってみると女性のお一人様も多く入りやすい雰囲気です。テーブルは壁で区切られていて注文はタッチパネルのため、店員さんと話す必要もなくコミュ障でも安心です。
おまけに複数人で行くときと違い、好きなお肉ばかり堪能できて「まだ自分は食べられるけどみんなお腹いっぱいなのか〜」と周囲を気遣う必要もなし。お会計もリーズナブルで幸福感はMAX……なはずでしたが、代償として体にお肉がつきはじめていたことに気付いてしまい、結局悲しい気持ちで一日を終えるのでした。社畜に安住の地はないというのか……?




単行本は2月28日発売。どのエピソードも「なんだこの人生!」と、つい夏菜子と一緒にツッコミながら読みたくなる1冊になっています。
(C)橋本ゆの著/KADOKAWA
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