きっぷ購入は210分待ちなんて状態にも。
駅舎は和を感じさせるデザインで、折り紙をモチーフとした大きな屋根が特徴的です。屋根は「膜屋根」を採用し、太陽光による内部の温度上昇を抑えるだけではなく、光を通すという特徴を活かして、照明による日中の電力消費量を削減するという狙いも。この膜屋根は東京駅八重洲口のグランルーフや、競技場などでも採用されているものです。



駅の看板には明朝体が採用されたことで、そのデザインについて開業前からネット上で大きな話題となっていました。夜になってライトアップされた駅名はゴシックな書体にはない趣がありますね。



券売機の上部に掲示されている運賃表は、どこの駅でも見かけるような一般的なものではなく、液晶モニターを使った最新モデル。新駅開業などで差し替えなければならなくなっても、液晶なら表示データを入れ替えるだけで情報更新できるというメリットが考えられます。


改札口の中央にはQRコードに対応する新しい自動改札機(関連記事)が設置されています。従来の改札機よりもICカードのタッチ部分がさらに斜めになっており、車椅子や子どもでもタッチしやすいことを特徴としています。


この改札機は新宿駅にも同じものが1台設置されていますが、高輪ゲートウェイ駅には2台設置されました。

改札内は吹き抜け構造で、改札階の下に位置するホーム階でも、天井から差し込む光で開放感を感じられます。さらに風通しもよく、冬は寒いくらいかもしれません。

ホームは2面4線で、1〜2番線ホームには山手線が、3〜4番線ホームには京浜東北線が停車します。京浜東北線は快速電車も停車します。隣駅の品川駅、田町駅までは約2分で到着します。

駅設備としては大型スクリーン「鉄道テラスビジョン」が設置されるほか、AIを活用した案内サイネージやロボット、警備・清掃ロボットなど、最新技術を用いたサービス機器が多数導入されます。





なお、改札内のテナントはまだ営業しておらず、AIによる無人決済が行えるコンビニ「TOUCH TO GO」やスターバックス コーヒーが3月23日にオープンする予定です。

改札口を抜けて奥に進むと、車両基地が目の前に現れます。実は高輪ゲートウェイ駅は、もともとJR東日本の車両基地だった場所を活用して誕生しました。目の前の車両基地を一望できることから、鉄道ファンにはたまらない場所になりそうですね。

現時点では駅前は少し寂しい印象がありますが、将来的にはオフィスや商業施設、住宅などが入る超高層ビルが立ち並ぶ予定となっています。2024年に予定する完全開業に向けて、さらなる進化に目が離せません。






(大泉勝彦)