「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは3月10日(火)放送の今井通子パーソナリティー回。
夫が生活費を渡してくれなくなり、経済的に困窮している女性からの相談。

自分の給料は自分で使いたい夫
相談者は63歳女性。夫64歳。長女38歳。次女36歳。子どもはふたりとも独身で、実家で同居をしている。
「暴力とか暴言とか嫌がらせがあるんですよね。5年前から生活費を一銭も入れていただけなくて……」
夫は、結婚2年目の頃から相談者に殴る蹴るの暴力を加えるようになり、時には子どもたちにも手を上げていたという。この時点で既に「何で離婚しないの!?」状態だ。
その上、以前は夫の口座のキャッシュカードを渡され、そこから月に10万円ほど生活費として引き出していたのだが、定年退職を機にキャッシュカードを取り上げられてしまい、以降、生活費をもらえていないのだ。
夫とは現在も同居しており、食事も一緒に食べているものの、相談者や娘たちが作ったものは絶対に食べないで、自分で買ってきた惣菜ばかり食べているという。
「昔から、自分の給料は自分で使いたいっていう夫なんですよ」
夫は現在、再就職をして事務の仕事をしているが、それでも生活費は入れず、相談者は嘱託社員として働く自分の月給・7万円で生活している。
一方、夫は退職金などを好き勝手に使いまくっているようだ。
「思いつきでダイニングセットを50万とか60万だとか買ったり、この間は280万円のクルマを買ったり」
とはいえ、自宅は夫の父親から相続した持ち家。夫の食費はかからないし、電気や水道、ガス、税金関係も夫が払っている(これで「責任は果たしている」くらいに思っていそうだが)。7万円の収入があれば、何とか生活できないこともなさそうだが……。
「借金とかそういうのに回していて。生活費……。子どものクルマの教習所だとか、高校の入学金だとか借りて入れてたんです。夫が出さないから」「離婚もできないし……」
「離婚できない理由は何?」
「一年前におじいちゃんが亡くなったんですけども、そのおじいちゃんを……もう80過ぎてるおじいちゃんに馬乗りになって首を絞めたり。そういうところを見てきてるんですよね」
「だったらなおのこと離婚しそうだけど……(苦笑)」
夫からの暴力を受け続けてきて、精神的にも経済的にも身動きできない状態にされているのだろうか。
ただ、実は3年前、夫の方から離婚調停を持ちかけられたことがあったという。相談者は離婚に承諾し「慰謝料として500万円欲しい」と調停員に伝えたそうだが、その話を聞いた夫は離婚調停を取り消したのだ。
他に女がいるなどの理由ではなく、「とにかく金を渡したくないから離婚」程度の考えだったのだろう(女もいるかもしれないけど)。
「アナタとしては、お金はいらないからもうこんな暴力には耐えられないから離婚しちゃおうっていう気にはならなかったの?」
「ありましたけども、でもやっぱりお金がないとやっていけないし……」「もし離婚した時にですね、慰謝料をもらえるのかどうか。こういうDVを受けていて、いくらまで請求できるのかっていうことを聞きたくて電話しました」

早くしないと退職金、なくなっちゃうから!
この日の回答者は弁護士の大迫恵美子。
まずはお金に関して。DVに対する慰謝料よりも、離婚に際しての財産分与を求めた方が大きな金額を受け取れる可能性があるとアドバイス。一般的には、結婚後に作った財産の半分を受け取る権利があるのだ。
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