漫画家のカメントツ先生(@computerozi)がTwitter上で連載中の「こぐまのケーキ屋さん」。今週は第349話〜第352話を振り返ります。
祝・カメントツ先生復帰!
2019年12月23日から急病により活動を休止していたカメントツ先生が、2020年3月12日に投稿された今回のエピソードで無事復帰。「こぐまのケーキ屋さん」の更新も再開し、Twitterではたくさんの「おかえりなさい」の声と、こぐま店長に再会できた喜びの声であふれています。先生、店長、本当におかえりなさい!
作者:カメントツ

1986年生まれ、愛知県出身。デザイナー、イラストレーターを経て2014年から漫画家としての活動を開始。現在は小学館「ゲッサン」で「スタッフがおいしくいただきました」連載中。ほか代表作に、「カメントツのルポ漫画地獄」(オモコロ)、「カメントツの漫画ならず道」(ゲッサン)など。
Twitter:@computerozi
「はるのあじ」




花と味覚で感じる春の予感
気づくと春めいてきた外の景色。こぐま店長は、店員さんと一緒にピンク色がきれいな梅の花を見つけ、そこから思わず“梅干し”を連想して口をすぼめます。
うめさんからは、うめぼしがなりますか? ――その質問に「黄色く熟したウメの実を塩やシソでつけこんだり、干したりする事で…おいしいウメボシができるんですよ」と店員さんが梅干しができるまでを説明します。すると、店長は「どれんちぇり」に似ていると手を上げます。どれんちぇり?

クリームソーダやクッキーにのっている赤い宝石のようなさくらんぼ。それが「ドレンチェリ(ドレンチェリー)」で、さくらんぼを砂糖に“漬け込む”工程が、梅干しの作り方と似ていると思ったようです。あれそんな名前だったのか……!
最後はこぐま店長が昨年から漬け込んでいたドレンチェリをサイダーに浮かべて乾杯! 爽やかで甘い桃色のクリームソーダで“はるのあじ”を楽しむふたりの姿に温かさを覚え、本格的な春の訪れにわくわくする、そんなエピソードでした。


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