伝染病が題材のゲーム「PLAGUE INC.」の開発元、Ndemic Creationsが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)と世界保健機関(WHO)に合計25万ドル(約2800万円)の寄付をしたと発表しました。


同作は新型ウイルスを開発して拡散し、人類の滅亡をはかるシミュレーションゲーム。物騒な内容ではありますが、米疾病対策センター(CDC)などの機関から教育面での重要性を評価されてきた面もあります。

Ndemic Creationsは、「(発売当時の)8年前、現実世界がこのゲームに似た状況になるとは想像もしていませんでしたし、これほど多くのプレイヤーが、実際のパンデミックを乗り切るためにPLAGUE INC.を利用するとは想像もしていませんでした。また、多くのプレイヤーがゲームを利用して、この事態を乗り切る手助けをしてくれることを光栄に思います」とコメント。近日には、コロナウイルス対策基金へ寄付できる機能を、同作に追加するそうです。
加えて、ゲーム本来の目的とは逆に、感染拡大を防ぐモードを追加する大型アップデートを発表。プレイヤーは医療システムの強化や感染者の隔離、公共サービスの閉鎖といった処置でコントロールを行うことになります。
この新モードは、WHOの専門家の協力を受けながら開発中。パンデミック期間中は無料で提供されるとのことです。
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