特例としてきっぷの払い戻し手数料が無料になりました。ただ、「ネット予約」した場合は少し注意が必要です。
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注意:ネット予約した場合は自動適用されない 駅か電話サポート窓口で対応
駅や旅行センターの窓口できっぷを買った場合は、近くの駅や旅行センターで手続きができます。
問題は「ネット予約」したときです。JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」など、ほとんどの鉄道系ネット予約システムは緊急措置である今回の無料払い戻し特例に対応していません(2020年4月14日時点、以下同)。ネット上でキャンセルすると、前述した特例が適用されず、所定の手数料が差し引かれます。
また、発車時刻までにきっぷを受け取らなかったとしても全額が引き落とされます。特例の「指定席の取り消しを受けることなく、2020年4月7日を払いもどしのお申し出日として取り扱います」は適応されません。
※一部鉄道会社には、「客がネットでキャンセル手続きをしたあと、駅窓口で手数料分の積み立てポイントへ還元する」といった対応とするサービスもあります。
混雑で電話サポートセンターにつながらない……そんなときの方法
そこでネット予約をした人は、近くの駅に出向いて手続きをするか、「お客様サポートダイヤル」に電話して、きっぷごとの予約番号を伝えて手続きをします。
ところがこの電話がとても混んでいて、なかなかつながりません。駅の窓口に行く方法もありますが、外出自粛で、遠くの駅まで出かけたくない。筆者のように近くにJRの駅の窓口がないからネット予約を使う人もいると思います。
しかし発車時刻は近づいてきます。明日のきっぷをすぐキャンセルしたいのに電話がつながらず、本日の電話サポート対応時間が終了してしまった……。そんなときはどうすればいいのでしょう。
緊急避難策として「ネットで指定席を1カ月先の列車に変更する」方法があります。
JRのきっぷは、使用開始前であれば、同じ種類のきっぷに1回だけ無料で変更できます。この制度を利用して、明日に迫った指定席を延期します。最大1カ月先の列車に変更できます。
同じ列車である必要はありません。「同じ種類」が条件なので、新幹線特急券であれば「はやぶさ」から「かがやき」でも可。区間が変わっても可。差額は精算されます。不足であれば支払い、超過していれば払い戻しになります。
こうして乗車日を延期すれば、差し迫ったキャンセル期限と自動決済は回避されます。次の乗車日までに駅へ行く機会を見つけたり、サポート電話の空きを待ちましょう。

この方法は、今回の新型コロナウイルス感染症関連の特例手続きだけではなく、ふだんから「明日の列車をキャンセルしたいけれど、手数料アップを避けたい」という場合にも有効です。ただし2回目からは変更できません。この場合は「払い戻し新規購入」となります。
なおJR東日本のえきねっとの場合、「JR東日本、JR北海道および北陸新幹線のエリアで利用区間が完結する予約」については何回でも手数料なしで変更できます。実際に乗るときまで延期手続きを重ねるという技も使えます。
くれぐれも手続きをお忘れなく。