「せめて7万円は返してほしい」う〜ん。
「あとひとつ考えてるのはですね。そのマッチングアプリでその女性はですね、写真写りがいいもんで、私と同じような経験を……」
「してるヤツがいっぱいいて警鐘を鳴らしたいと?」
「そうですね、それ……」
「それを告知したいと? そんな必要はありません! みんな同じ様な目に遭えばいいんです。みんな同じ経験すればいいんです。世の中そういうもんなんですぅ!」
「その女性を問い詰めて、『もうこういうことやったら、アンタひどい目に遭うぞ』って……そこまで戦わなくていいですか?」
「やめた方がいいよ」
これは義憤じゃなくて、ただ単に騙されたうっぷんを何かで晴らしたいだけだろう。中川は「そんなことをしたら怖いお兄ちゃんが出てくるかもしれない」とたしなめた。
「本チャンの美人局に遭うよりはよっぽどいいですよ」
加藤諦三が引き取る。
「アナタ、子どもが4人いるんだよね? 客観的に見ると子ども4人いて幸せそうな家族なんだけれども、なんか満足してないね?」
「あの、女房がちょっと入院しているんですよ。それで、家にもいないもんで。ここ数年ですね。ちょっと重い病気にかかって……」「ストレス溜まっているというか、女性ときちんと話したいというか、そういうのがあるんですね」
最後の最後でスゴイ情報をぶっ込んできた。
マッチングアプリでスケベ心を出して美人局に引っかかったマヌケなおじさんの面白失敗談かと思ってたら、これは最低だ……。いろいろとストレスはあるのかもしれないけど、さすがにマッチングアプリやってる場合じゃないだろう。
「要するに今が満足していないんですよね。欲望が満たされなくて、そこにフラッとこういうようなことが起きたと。それ、分かりますけどねぇ」「成り行きに任せて断れないっていうのは、今までの人生、おかしいんじゃないの?」「これを機会に、自分の生き方を反省してみましょう」
14万円の半分でいいから返して欲しいというみみっちさに最初からモヤモヤしていたが、加藤諦三&中川潤が気持ちよくぶった切ってくれてスッキリ。2時間は楽しめたんだし、高〜い勉強料だったと思って諦めるのが吉だろう。
これまでの「テレフォン人生相談」




