相談者……怖っ!
何言われても笑っている相談者が怖い
この日の回答者は弁護士の中川潤。
「(姪の)ご両親であるお兄さん夫婦がアナタに対して積極的におっしゃらないのに、アナタの方から『〜らしいわね』って。そんなことさぁ、礼儀として言うもんじゃないじゃない!」
笑いながらしゃべる相談者にいらついているのか、いつになく強い口調だ。
「アナタたちの一番の失敗。何でそんなアホなことをさ、90にもなる母親にね、言うわけ!」
「あ、そうですかぁ? ウフフフ」
「それが一番バカの極みですよ。90歳の年寄りの母親はさぁ、昔の人なんだから『子持ちの男と孫が結婚した』つったら、もうそれだけでえらい心配しちゃうじゃない」
「アハハハ」
ここまできつく言われても笑っている相談者……強い。
「もうずっと? アハッ、姪や兄から言われるまでずうっと胸にしまっておくってことでしょうか?」
「いや、胸にしまうんじゃなくて……。(相談者が)知ってるということは分かってるかもしれないけど、口に出さないんだったら、話題にしたくないってことだから」
「ウフフフッ」
「別にさあ、姪御さんがだまされてるとかね、そんな話があるんだったら違うけども、そうじゃないんだったら別にそんなことをわざわざ……変だと思わない?」
中川がいくら言っても響かない相談者にたまりかねたのか、柴田理恵も加わる。
「人の言いたくないことは聞かないのが普通だっていうのは、私もそう思います」
「あ、そうですかぁ〜? 後になった時に、フフフ、ゴタゴタすることはないですか? 奥さんが再婚とかした時に、姪の旦那の方に子どもを引き取ってくれっていうようなことは、今後一切ないですか?」
「それはアナタが心配することじゃない。人のことだもん。人の人生だから」
「アハハハ、そうですね。そしたらその時(引き取った時)は、話があるわけですよね……ウフフフ」
「いや、話ないです。アナタには関係ないと思います」
「でも……実は再婚してて、子どもを引き取ったんだっていうような話はありますよねぇ? ウフフ、集まった時とか……」
「それはその時に……だってお子さんが急に2人か1人か知らないけど、現れるわけですからね」
「アハハハッ」
「その時に、『ああそうなの、これからおばちゃんになるよ、よろしくね』って優しくお子さんには言ってあげるのが人間だと思います」
人間! 柴田がかなり強い言葉で諭すが、相談者はまったくこたえない。
「もっとオトナになります、ハハハ」
「いや、大人じゃなくて。面白がっちゃダメです。人の人生は人の人生。ご自分の人生はご自分の人生。親しき仲にも礼儀あり。兄妹であったって、言っていいことと悪いことはある。これだけだと思います!」
姪のことを心配しているとは思えない様子でうれしそうに話していた相談者。何のために電話をかけてきたんだ? みんなのお母ちゃんとして優しく包み込んでくれる柴田理恵が、ここまで厳しい言葉を発するのは珍しい。
そもそも、姪の夫には本当に子どもがいるのか? 元妻が再婚する可能性があるのか? その時に子どもを引き取って欲しいという話になりそうなのか? すべてがあやふやなのに、叔母が心配してどうする。……たぶん、ラジオでゴシップ話をしたかっただけなんだろうなぁ。
新婚早々、家賃を払わないのは心配だが、姪もその両親も、意外と結婚相手の離婚歴に関しては気にしてないんじゃないかという気もする。ただ、これだけ噂話好きな親戚がいたら、そいつにだけは言わないでおこうと思ったとしても無理のない話だ。
これまでの「テレフォン人生相談」




