YouTubeで公開されている1本の動画が、運営による予想外の判断によりちょっとした騒動に巻き込まれました。その動画の名前は、「もぺもぺ」。恐怖要素のある若干ショッキングなミュージックビデオなのですが、強制的に“子ども向け”に設定が変更されてしまったのですが。これ子どもに見せちゃあかーん!

こちらがもぺもぺ

序盤はとても平和です



!?

うわぁぁぁ(クリックでモザイクなし)
もぺもぺが公開されたのは、2017年10月9日。BMS(同人音楽ゲーム)用の楽曲として公開された1分50秒の動画で、序盤はかわいらしいキャラクターが音楽に合わせて踊るまさに子ども向けな雰囲気となっています。しかし、45秒あたりから徐々に内容が変化。キャラクターはおどろおどろしい見た目に変わり、音楽も不協和音混じりの強烈なものになります。
もともと音ゲープレイヤー向けに“そういうもの”として作られた楽曲であったため、この内容でも特に問題はありませんでした。が、“子ども向け”として設定されてしまったとなれば話は別。小さな子どもが何も知らずにもぺもぺを見てしまったら、トラウマ化は避けられません。だいぶあかんやつです。
動画が“子ども向け”に設定されてしまったのは、公開から2年半が経過した5月28日。YouTubeからの突然の「子ども向けであると判断しました」通知に、作者であるOptieさん(@Optie_f)も「どうして」と現場猫状態になってしまいました。
現在YouTubeでは、子どもをインターネット犯罪から守ることを目的とした米国の法律COPPA(Children's Online Privacy Protection Act)の関係で、動画に子ども向けであるかどうかを設定する必要があります。Optieさんに話を聞いたところ、もぺもぺは「子ども向けではない」にちゃんと設定していたとのこと。YouTube側で勝手に変えられてしまった、というわけです。
「もぺもぺ子ども向け動画認定」はフォロワーや音ゲープレイからの反響も大きく、「子供向けって、子供にトラウマを植え付ける天才みたいな曲でしょこれw」「子供向けとは(哲学)」「子供たちに消えないトラウマを植え付けてギャン泣きさせていくスタイルのYoutube運営ぇ…」「子供が全員泣いて心病むわ」「絶対サムネだけとか最初の数秒で判断したでしょw」「やはりもぺもぺは子供向けだったか…」「Youtubeがエルサゲートを子供向けとして公認したことになってしまう」など、さまざまな声が寄せられています。
いろいろとまずいということでOptieさんは、即座に再審査を申請。6月2日に無事“子ども向け”の設定が外れ、通常の動画に戻ったということです。良かった。本当にいろいろと良かった。
なお、この件について、YouTubeにどのような基準や方法で“子ども向け”に設定しているのかについて問い合わせてみましたが、返答はありませんでした。
画像提供:Optieさん(@Optie_f)
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