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株式会社コロナ(以下、コロナ社)が新潟日報で発信した社長からのメッセージ広告が感動的だと話題になっています。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大による影響で「社名が新型コロナウイルスを連想させる」ことから、社員やその家族が心を痛め、落ち込むようなことがあるといった声を受け掲載されたもの。メッセージは平仮名で書かれ、特に子どもたちに向けて「人々のために働く両親に誇りを持ってほしい」といった思いを伝えています。

新聞広告
コロナ社による新聞広告掲載内容
掲載先:新潟日報(2020年6月13日)
コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ
まだまだ、せかいじゅうが、しんがたコロナウイルスで、
たいへんなことになっているね。
そとであそべなくなったり、マスクをしなきゃいけなかったり、
つらいこともたくさんあるとおもいます。
そんななかでも、わたしたちコロナは、
くらしをゆたかにする“つぎのかいてき”をつくろうと、
きょうも、がんばっています。
コロナではたらいてくれている、
キミのおとうさんやおかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、
おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさんも、
いっしょうけんめいです。みんな、じまんのしゃいんです。
いえにいるときのイメージとは、ちょっとちがうかもしれないけど。
もし、かぞくが、コロナではたらいているということで、
キミにつらいことがあったり、なにかいやなおもいをしていたりしたら、
ほんとうにごめんなさい。
かぞくも、キミも、なんにもわるくないから。
わたしたちは、コロナというなまえに、
じぶんたちのしごとに、ほこりをもっています。
キミのじまんのかぞくは、
コロナのじまんのしゃいんです。
かぶしきがいしゃコロナのしゃちょう より
コロナ社は、石油暖房機や給湯機などを取り扱う総合住宅設備メーカー。同社名の由来は、創業者・内田鐵衛氏が在学していた東京電機学校(現在の東京電機大学)で実験中に見たコロナ放電の発光色と、石油コンロの研究中に暗がりで見つめたコンロの青い炎が似ていることに気づいたことから。これに太陽の周囲に現れるコロナのイメージを重ね合わせて石油燃焼機器を象徴的に表現し、覚えやすく親しみやすいブランド名として1935年に商標登録したとのこと。
代表取締役社長の小林一芳さんは上記と同内容の手紙を全社員に送ったこともコメントしており、またCOVID-19の影響によって困難な状況に直面した家族を支えている「子どもの未来応援プロジェクト」を支援することも述べています。

代表取締役社長 小林一芳氏
Twitterでは、新潟県長岡市にある老舗酒蔵「吉乃川」の公式アカウントが「皆さん、今日の新潟日報の10面を見てください」と呼びかけたことで話題に。4万以上リツイートされ、その家族やお子さんの心に寄り添うようなエールに「これは泣ける…」「素晴らしい」「全国の方々に知って欲しい」と多くの声が寄せられています。
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大阪コロナホテルの公式も反応
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