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元プロ野球選手のイチローさんが一般人の質問に答える動画が6月23日に公開。幅広いジャンルへの疑問を“イチロー節”で切って切って切りまくる姿に「イチロー師匠」とネットも沸いているようです。

「おしえて!イチロー先生」と題された全27本の動画シリーズは、SMBC日興証券がイチローさんを起用したWeb動画の第2弾。2019年3月にプロ野球選手としての現役生活に終止符を打ったイチローさんが“先生”として、「将来のこと、夫婦のこと、暮らしのこと、メンタルのこと」などについて“生徒”の疑問に答えています。
「他人から嫌われるのは怖くないですか?」という質問にイチローさんは、「僕は嫌われるの大好きです」と独特の視点から回答。ざわつく質問者たちを置いてけぼりにしながら「その人たち(アンチ)は僕に対するエネルギーが半端ないでしょ。興味がないことが一番つらいですよ、僕にとっては」「大嫌いと言われたらゾクゾクします」と持論を展開しました。ハートが強すぎる。

これにはネットでも「イチロー師匠、アンチ耐性が強すぎる」と驚きの声が。「メンタルお化け」「完全にニュータイプじゃん」「いままで泣いてばかりおったわ」とたたえるコメントも見られました。また、愛情の反対は無関心であるとの考え方から「良かれ悪かれ(アンチは対象に)強い魅力を感じちゃってるってことなんだ」との分析も。な、なるほど……?
さらに「出る杭が打たれないためにはどうしたらいいですか?」と問われたイチロー先生は、「それは簡単です。もっと出たらいいんですよ。もっと出ちゃったらいい」とイケイケ宣言。「もう突き抜けちゃえばいい。突き抜けたら、人はこいつはもう手に負えないなとなるので」とトップランナーならではの考えを披露しました。イチローが言うからこそ説得力がある言葉だ。

一方でイチローさんは、むやみやたらに頑張ることを推奨していないようで、「いつも前向きじゃないといけないでしょうか?」という質問には「前向きだけで生きていけない」と回答。後ろ向きにもなることもあれば自分の気持ちと向き合うことが大事だと語りました。「できれば前向きな方がいいですけれど、でもやっぱり辛い状態にある人に、頑張れと僕は言えない」「黙ってそこにいるというのは、何よりも強いメッセージ」と自らの体験からためになるメッセージを送っています。
「好きなことを仕事にすると?」という質問にも「仕事になると大変なことがほとんどで、心から楽しめなくなるという現象が起きる」と自らの体験から説明。「(来世で)野球選手になりたいかと僕は聞かれたらやりたいとはっきり言うことはできない」と、プロとして大成した立場から真摯(しんし)に答えました。
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