ミニチュアを駆使したジオラマ作品「未完の大地」がTwitterで好評です。トロッコが走る線路の下に煮えたぎる溶岩……これどうやって撮ったんだ?


未完の大地
「未完の大地」

 実はこの溶岩、正体はミカンの皮の内側。ジオラマ自体がライトの上に組み上げられていて、下から光を当てられて溶岩のように見えていたわけです。……ハッ、「みかんのだいち」ってそういうシャレか!

メイキング映像


未完の大地
制作はミカンの皮むきからスタート

未完の大地
ライトの上に敷いた時点では、まだミカンの皮

未完の大地
脇を岩で固めたり、線路を敷いたり、整えていくうちにどんどん溶岩らしく

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周囲を暗くして、さあ撮影

未完の大地
インディ・ジョーンズ風のシーンができあがり

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シチュエーションをスター・ウォーズ風に変えた「未完のジェダイ」も撮影しています


 「本当に熱を感じる」「発想と観点がすごい」と驚きの声が上がったこのジオラマ、作者は田中達也(@tanaka_tatsuya)さん。連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックを手がけたミニチュア作家です。子どもに頼まれて「あつまれ どうぶつの森」のマイデザインで溶岩を作ったとき、ミカンの皮に見えたのがきっかけで思いついたそうで、着想の経緯がまさに名人のそれ。

家の床を溶岩にしたいと考えた、息子さんの発想も面白い


 田中さんは7月15日「ファミコンの日」(関連記事)に、ファミコンのコントローラーをキッチンに仕立てた作品でも話題に。ほかにも、事務用品でトレーニングジムを作ったり、PCの基板を空港に仕上げたりと、身近な品を材料にシャレを利かせながら作品を生み出しています。


未完の大地

ゲームは1日1時間、料理は3分クッキング


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ジム用品


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交通は社会の基盤(基板)」


未完の大地

小さな小さな「ウルトラ警備隊西へ」