あるものを「好き」だと思っていたけれど、本当はそれ自体が好きな訳ではなかった――「好き」についての気付きを描いたエッセイ漫画「『好き』の勘違いについて」を読むと共感しかありません。作者は漫画家の一秒(@ichibyo3)さんです。

「好き」と思っていたけれど……
自分はずっとコーヒーが好きだと思っていたという作者の一秒さんは、実はそうでなかったことに気が付きます。

一秒さんが好きなのは、コーヒー自体ではなく、淹れる時間やコーヒーに合う音楽、そして、オタク心をくすぐる器具におしゃべりやまったりタイム。そんなコーヒーをとりまく文化が好きだったのだと自分の「好き」を理解できたという一秒さん。
他にも、旅行が好きかなのではなく予定を立てることが好きだったり、彼が好きなのではなく彼のコミュニティが好きだったりと、自分が何を好きか知るのは意外と難しいのかもしれません。そんな中で、一秒さんは「好き」を知ることは「自分を知ること」なのだと述べています。


あるものを「好き」と思うとき、それは色々な角度からの見方や感じ方があるもの。例えば、あるアイドルを好きだという場合も、顔が好き、性格が好き、パフォーマンスが好き、歌唱力が好き、ライブの一体感が好きなど、「好き」の感じ方は人それぞれです。自分の「好き」を探すのは難しいけれど、もし、知ることができれば、より「好き」が深まっていくのではないでしょうか。
この漫画の読者からは、「クリスマスソング大好きだと思っていたけれど、街中クリスマス一色! という空気感が好きだったんだなあと思ったことがありました」「相手ではなく、相手がくれるシチュエーションに恋するのと似てますね」など、そのもの自体よりもそれを取りまくものが好きなのかもしれないという意見や「好きの概念って意外と曖昧だったりするしねぇ…」など共感するコメントが集まっています。
作者の一秒(@ichibyo3)さんは、自身のホームページ「一秒通信」やInstagramで日常のできごとを描いたエッセイ漫画や育児漫画などを公開しています。
画像提供:一秒(@ichibyo3)さん
※価格は記事掲載時点のものとなっています
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