BLポータルサイト「ちるちる」が運営する「オタク女子マーケティング研究所」が「【全国のオタクに聞きたい】BLにいくら注ぎ込む?BLお財布事情2020」を実施、その結果を発表しました。
アンケートからは、コロナ禍においても変わらず「オタ活」に励むBLファンの姿が垣間みられます。

同調査は、「ちるちる」ユーザー及び「ちるちる」Twitterフォロワーの計1378人を対象に実施。回答者の平均年齢は約34歳です。
年間でBLにいくらかけてる?


BLの年間購入金額を聞いた質問では、「10万円以上」と回答したのが37.3%と一番割合が高く、次いで「5万円-10万円以下」が24%、「1〜3万円以下」が13%と続きました。
また月間購入金額では「1-3万円以下」が32.4%、「5000円以下」が30%となっており、「BL」に絞った金額だと考えると、思った以上にお金をかけている人が多いという印象を受けます。

よく買っているBLのジャンルを聞いた質問では、「商業BL漫画」が圧倒的な割合を占めており、次いで「同人誌」「商業BL小説」が続き、グッズやイベントなどを抑え、上位3位は全て「読み物」という結果になりました。
腐女子の間では、想像や創作のトリガーとなることが多いストーリー性があるコンテンツが好まれていることがわかります。

また、今回伸び悩んだイベントやコラボカフェなどのリアルイベントについて、オタク女子マーケティング研究所は「COVID-19の影響により、リアルとはまた違った新感覚のオンラインイベントで発展していく可能性が高い」と分析しています。
外出自粛による消費の変化は?

アンケートでは、COVID-19の影響を受けたイベント中止などによるお財布事情についても調査しています。
「COVID-19でお財布事情が変化したか?」という質問では、「お財布事情、貯蓄が“プラス”、または“変化なし”だった」が90%を占めており、金銭的な影響が大きかった人は少数派という結果になりました。
お財布事情に変化がなかった人の理由としては、「元々電子書籍・通販を利用していた」「イベントがキャンセルになった分を、BL作品購入に回した」などの回答が。外出できない分、電子書籍など自宅エンタメの購入が加速したため、コロナ禍でも支出に変化はなかったようです。
気づいたら「使いすぎてる」 オタクの消費行動とは?

なお、「お財布事情が“マイナスだった”」とした回答者では、8割が「予定していたオタ活予算を別のオタ活予算へ。気付いたら使いすぎていた」と回答。
この「お財布事情が“マイナスだった”」人に対して「今年趣味に予算をかけたい意欲」を聞いたところ、「積極的に予算をかけたい」とした人が半数以上を占めるという結果が出ています。


また、お財布事情の変化の有無にかかわらず、3割の人が「気付いたら予算を使いすぎていた」と回答しており、オタク女子マーケティング研究所は〈イベント予算の返金のほか、給付金等もオタ活へ投じる傾向が見られた〉としています。
オタクを自称する人では、特別定額給付金が給付される前から「推し活にお金を使う!」「このグッズを買いたい!」と、お金の明確な使い道を持っていた人も少なくありません。
イベントの中止や、特別な収入があっても、生活費など「オタ活以外」にかけるお金は予想通り「変わらない」人が多いことが明らかになったアンケートでした。
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