米ニュージャージー工科大学は、アリの古代種「地獄アリ」が捕食する瞬間を残した9900万年前の琥珀を発見したと発表しました。

琥珀に閉じ込められていたのは2種類の昆虫。一方の昆虫は鎌のような形をしたアゴと角を有し、もう一方の昆虫の体を挟み込んでいます。同大学のフィリップ・バーデン助教授は、この琥珀について「行動する様子が琥珀になっていることはとてもまれなことで、捕食する瞬間は特に珍しいものです」と述べました。
琥珀に記録された捕食の様子から、地獄アリの口は一般的なアリと異なり、左右ではなく上下に稼働した可能性が考えられるとのこと。現在のアリにはない“角”も特徴的で、側面には凶悪そうなギザギザの刃がついています。
バーデン助教授が「地球上に誕生した種のうち99%以上は既に絶滅している」と語るように、発見された琥珀は、我々の身近に存在する生物がかつて全く異なる姿で生活していたことを教えてくれます。
研究チームは今後、今回の発見を参考に地獄アリが絶滅してしまった理由などを模索していくと述べました。なお研究内容をまとめた論文は学術誌「カレントバイオロジー」に掲載されています。

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