2016年にSteamでリリースされた、海外生まれの百合ビジュアルノベルゲーム「Highway Blossoms」が一部で注目を集めています。ビジュアルノベルなのになぜか“難易度設定”があり、そこで「Extreme」を選択すると……難しいとかそういうレベルじゃない!

Steam「Highway Blossoms」
話題になったきっかけは、Twitterユーザーのтигр梨さん(@746tigr)が投稿したツイート。「ルート分岐も無いのに難易度Extremeって何だよ」と思いつつ「Extreme」モードを選んだところ、“移動などゲーム内の空白時間を現実時間で待たされるモードだった”とのこと。ゲーム内の空白を……現実時間で……? 果たして実際はどんなものなのか、体感するべくプレイしてみました。
エクストリームモードを選択するには、まず一通りゲームをクリアする必要があります(残念ながら日本語には非対応)。その後再びゲームを始めようと「New Game」を選ぶと、初回にはなかった難易度選択が発生し「イージー」「ノーマル」「エクストリーム」の3種類から難易度を選べるようになります。さて、どうなってしまうのか……。

ゲームを始めると、Anber(ショートカットの子)とMarina(サイドテールの子)が出会う所からはじまりました。シナリオの大筋に変化はないようですが(正確には、2周目からは細かい所に変化があるようです)、しばらく後の「ふたりが車に乗ってお店へ向かう」ところでゲームが止まってしまいます。
フリーズしたのかと思いきや、セーブやロード、タイトルへ戻る、などのシステムコマンドは選択できます。よくよく見てみると、画面中央に「Driving to the convenience store(コンビニまで運転中)」とあり、下に30分からのカウントダウンが。ゲームを再開するには、30分待たなければならないようです。

30分待ち、ようやくゲームが再開。到着したお店でのイベントを終えて、また車へ乗り込むのですが……またもやカウントダウンが表示されます。どうやら本当に、移動などの「シナリオ的な空白時間」を、現実世界の時間で同じだけ待たされるようです。


30分後、会話を終えるとまたもやカウントダウン。しかし、今度は3時間! 「ゲーム内での時間経過をプレイヤーにも同時体験してもらおう」という粋な計らい……なのでしょうか。




3時間待ってようやくゲーム再開。ゲーム内ではすっかり日が暮れており、今日はこの場所に車を停めて休もう、という場面に至りますが……夢イベントの後、今度はふたりの睡眠時間分、8時間も待たなければなりません。しんどいですね……。


ノーマルモードならば、2週目でも普通に進められます。二人と同じ時間を過ごしてみたい、という物好きの方がいらっしゃれば……片手間にエクストリームモードで進めてみるのもいいのではないでしょうか。
ちなみにもう一つの「イージーモード」は、10分とたたずにエンディングを迎えるという、いわゆる「おまけモード」でした。
※画像は「Highway Blossoms」Steamページおよび、「Highway Blossoms」ゲーム画面より
たけしな竜美(@t23_tksn)
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