イヤなことがあったときに“妄想で乗り切るテクニック”を身につけて変わったエッセイ漫画が、誰かの心を少し楽にするかもしれません。作者はTwitterユーザーのコンテくん(@conte_kun)さん。

母親からの意外な提案で心に余裕が……?
小学生の頃、たまに悪意のある人から見た目に関しての悪口を言われ、傷つくと同時にムカつくことを母親にそれとなしに相談すると、「かわいそうな人だと思えばいいのよー」という意外な提案が返ってきたそうです。自分にとってイヤな相手をかわいそうだと思う……とは?

ムカつく相手は「かわいそうな人」だと思えばいいと提案
コンテくんさんのお母さんは、もっと妄想してみるのが大事だと説明します。例えば、よくちょっかいを出してくるクラスのボスO君が「実は…いつも便秘ときれ痔で悩んでいる…」といった具合。そうやって妄想すると「なんかどーでもよくならない?」と、精神的な余裕の作り方を提案するのでした。「確かにかわいそうでイライラしない…」。

妄想のネタがユニークですが、そのくらいがちょうどいいのかも
直接的な行動には移さず、こちらの妄想を働かせることで相手の攻撃力を落とすようなこの裏技。実際の攻撃が減るわけではありませんが、作者には合っていたようで、「人間って面白いな〜」とまで思えるようになったそうです。さらに「おのずと人を観察するので…危機回避力と対応力も向上」したのだとか。
今でもそのテクニックは生きており、意地悪な相手からの「なんか気持ち悪いよね〜」という言葉に「それはお互い様ですね〜」と返せるほどの余裕が持てているとのこと。ただし、対応力と比例して「口も悪くなりました」とも。

心の余裕ができたことで対応力もアップ
最後には、現在のCMプランナーの仕事にもその“妄想の力”が役立っていることが語られます。さまざまな広告ターゲットについて妄想しながら楽しく企画できているという作者。使い方次第で自分の盾にも矛にもなる、妄想の可能性に改めて気づかされるお話でした。
コメントでは「わかる」「私も悪意に晒された時はよくする」「勉強になる」「よくやる…この妄想に何回も救われてる」と共感の声がみられ、メンタルを強くする方法の一つとして“妄想”する人も少なくないようでした。

鍛えられた妄想の力がポジティブな場面でも役立つ
コンテくんさんは他にも、背が低い人あるあるや、男子校あるあるなどが詰まったエッセイ漫画を公開。作品はInstagram(@conte_kun)でも読むことができます。
画像提供:コンテくん(@conte_kun)さん
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