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「エヴァンゲリオン」シリーズを手掛けるスタジオカラーが10月7日、「『シン・エヴァ』6時間とか絶対あり得ませんのでご安心を!」と、ネットの一部で広まっていたうわさを否定しました。

誤解の発端となったのは、シリーズ25周年を祝して10月4日に公式アカウントで投稿されたツイート。投稿には庵野秀明総監督のファンへの感謝のメッセージと共に、公開が控えているシリーズ完結作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」Dパート(最終ブロック)の最新ラッシュ画面の画像が添えられていました。
発端のツイート
この画像には映像尺を表すタイムコードも表示されており、その数値が「05:59:50:00」だったことから、「もしかして5時間59分あるの……?」といった臆測を呼ぶことに。さらに一部まとめサイトなどが「上映時間が6時間と判明か」などとセンセーショナルに伝えたことから、その情報がさらにSNSで広まる事態となっていました。
カラーはこうした誤解に対して、丁寧な補足説明のツイートを投稿しています。これによると、映画制作では通例として映像が「ロール」単位に分けて管理され、ロール1は「01:00:00:00」、ロール2は「02:00:00:00」といった具合にタイムコードの先頭の数字を割り振っていくと説明。つまり、タイムコードが「05」から始まるからといって、5時間オーバーの映画であるという意味にはならないというわけです。
ロールを分ける慣習がフィルム缶時代からの名残であるとの説明。画像は貴重な「シト新生」のフィルム缶です
この説明に、Twitter上では「そもそもアニメで6時間も動画描いたらアニメーターが死ぬ」「庵野監督ならやるかも・・・と、どこかで思っちゃっていたんだろ〜な〜(苦笑)」「むしろ6時間あってほしい」など、冷静なツッコミから無茶な要望まで、多くの声が寄せられていました。
なお、25周年記念時に公開されたラッシュ画面には、Dパートの尺が「41分16秒03コマ」であるとの新情報もしれっと明かされていました。仮に過去の「序」「破」「Q」と同様に本編尺が100分前後だとすると、他パートの配分がどのようになるのか。これだけでも妄想がはかどりますね。
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