ファミリーマートの人気商品「グリルチキン」について、商品によって内容量が2倍近く違うというツイートが話題を呼んでいます。ねとらぼ編集部でも実際に商品を買って調べてみました。

ファミリーマートの「グリルチキン」
話題を呼んでいるのは、お母さん食堂の「グリルチキン炭火やきとり風味」(税込み198円)。鶏ムネ肉をしょう油ベースのタレで味付けした商品で、炭火が香るのが特徴です。
そんな同商品について、Twitterユーザーから「同じ商品で2倍近く内容量違う」と内容量に関する指摘が10月10日にあり、70グラムの商品と131グラムの商品が存在するとの画像が投稿されると、1万件以上拡散。
「さすがに重量誤差の範囲を超えてますね」「タンパク質量が変わりすぎて計算狂う」「こういう1枚肉みたいな成型しにくい商品は一定量にするのは難しいでしょうね」「つまりデカいやつを意識的に選んでいけばお得ってことじゃないですか!さすがお母さん食堂!(ポジティブ)」とさまざまな意見が寄せられています。

編集部が買ってきたグリルチキン(118グラム)

編集部が買ってきたグリルチキン(145グラム)
ねとらぼ編集部でも同商品をランダムに2つ購入。計量してみたところ片方が118グラムで、片方が145グラムと、元のツイートよりは差が大きくなかったものの、約27gの個体差があることが分かりました(ともに袋入りの状態で計量)。

約27gの差があることが分かった
こうした状況についてファミリーマート広報部に問い合わせたところ、指摘については把握しているようで、「事実確認中」とのことでした。
また経済産業省産業技術環境局 計量行政室にもお話を聞いてみたところ、今回の商品については重量を記載する必要のないものである一方、「重さを示すのであれば決められた誤差の範囲内でなくてはならない」とのこと。
今回の場合はパッケージに「80グラム」との記載があることから、表示量を上回る内容量の場合は問題ないものの、表示量よりも少ない場合(不足量)に関する誤差については、計量法12条に則って3gまでとしなくてはならず、仮に77gを下回る商品が存在する場合は法令を満たしていない可能性があるそうです。
なお法令を順守しない場合は、工場がある場所の都道府県知事、もしくは特定市町村の長が勧告等々をすることができるとのことでした。
(Kikka)
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