「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは10月30日(金)放送の加藤諦三パーソナリティー回。
夫の浮気が発覚して離婚したという相談者。てっきり浮気や離婚に関する相談かと思いきや……。

夫も浮気相手も弁護士も、みんなおかしい!
相談者は67歳女性。9カ月前に離婚した夫は73歳。
4年前に夫の浮気が発覚。相手の女性は夫の幼なじみで既婚者。子どもも孫もいるという。それでも40年来の夫婦なので、なんとか関係を修復しようと考えていた相談者だったが……。
「あまりにも主人の方がダメなもんですから」
「ご主人の方が本気だったということですか?」
「そうですね。女に狂っちゃったっていうことかな」
浮気の発覚後、1年半近く話し合いを続けてきたものの、夫が改心する様子がなかったため別居を決意。それから約1年後に「もう許そうかな?」ということで、浮気相手の女性に電話をしたという。
「『謝ってください』っていうことを言ったらば、『アナタに謝ることなんか100%ないから』って。その電話を切る前に、『40代の時に1回遊んだんだよ』って、女の人が言ったんですよ」
別に問題が解決したわけでもないのに「もう許そうかな」と相手女性に電話をかける相談者の行動もよく分からないが、その電話で逆ギレする浮気相手よ……。
しかも最近の浮気だけではなく、自分から20年以上前の浮気まで告白してしまった。夫も子も、孫までいるというのに!
「私も主人からは、見つかったときから6年間のことしか聞いてなかったので(発覚した6年前から浮気をしていたと言っていたのだろう)、『え?』ということになって。電話を切ってから『向こうは20何年も前からやってるって言ってるんだけど、どういうことなんですか?』って主人に聞いたら、『実は単身赴任のときからだ』っていうことで」
浮気相手は「40代のときに1回遊んだ」と言っていたが、実は1回どころではなく、20年以上前から継続的に付き合っていたようだ。
これはもう「許そうかな?」なんて話ではない。
「ダメだなと思ったから弁護士さんに行って話して、『向こうを訴えてもらいたい』っていうことで言ったんです。で、主人に『反省してるっつんだったらば書面書いてください』つったらば、同窓会のときにこういう風にして、この時間にホテルに入った……全部書いてくれたんですね」
そのときの告白によると、20数年前、夫が単身赴任をしていた頃、その部屋に浮気相手がちょくちょく泊まりに来ていたという。
「近所の目もあるから夜の7時に駅へ迎えに行って、泊まって。1日中、24時間。次の日暗くなるまでそこに入っていたと。そして夜になってから駅まで送っていって……」
単身赴任中だけの気の迷いならまだしも、この関係がとっくに定年退職しているであろう4年前まで続いていたということだ。相談者の裏切られたという意識も強いだろう。
「そいで、アナタが今日相談したいっていうことはどういうことですか?」
不倫の時効は発覚してから3年間。相談者が相手女性を訴えようと弁護士の元を訪れたときには、既にその時効が近づいていたという。
ただ、相手女性を訴えるためには、夫の書いた書面だけでは証拠として不十分。夫自身が証人になる必要があるのだが、夫が「証人にはならない」と突っぱねていたため訴訟に踏み切ることができず。仕方なく9カ月前に離婚届だけを提出したのだ。
「つまり、アナタが今日、相談したいことっていうのは……?」
「(結局、裁判にならなかったので)弁護士さんにその証拠書類と言ってはおかしいけど、携帯電話で録音した物とかそういう物を全部、返していただきたいって言ったんですけども、1年以上経っても返していただけないでいるんです」
夫もその浮気相手もいろいろとおかしい今回の相談だが、本題はまさかの弁護士! 預けていた証拠を弁護士が返してくれないなんてことあるの!?

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