2020年11月1日、国内最大規模となる痛車イベント「EXPO痛車天国2020 in 万博記念公園」(以下、痛車天国)が、大阪・万博記念公園で開催。全国各地から約400台もの痛車、痛バイク、痛チャリが集まりました。

痛車天国は、痛車専門誌「痛車天国・超」を刊行する八重洲出版が主催する国内最大規模の痛車イベント。過去にお台場で開催した時は1000台以上の痛車が集まるなど、痛車オーナーやファンにとっては特別なイベントとして愛されています。

大阪・万博記念公園での開催は2019年に続き2回目。今回はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行を受けて、感染症に関する対策をまとめたガイドラインを発表しており、参加者にアルコール消毒や検温などの協力を呼びかけ、痛車展示台数は前回とほぼ変わらず、同規模での開催となりました。
ライター/だい
アニメや漫画、コスプレ、痛車などを扱うブログ「なんだかおもしろい」管理人。日本だけでなく、東南アジアや北米、欧州など海外のオタクイベントも積極的に取材。カメラ好き。 Twitter (@nandakaomo)
話題作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ほか、さまざまな痛車がずらり

所狭しと痛車が並ぶ展示エリアを見ていくと、「初音ミク」「東方Project」など、痛車の定番ともいえる痛車のほか、「ご注文はうさぎですか?」「五等分の花嫁」「コードギアス」などの人気アニメ作品の痛車がずらり。最新作が劇場公開中の美しい描写で話題となっているアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の痛車も見られました。





イベントには企業の出展スペースも設けられ、ホイールメーカー「WORK」からキャラクターコンテンツ「温泉むすめ」の痛車とコスプレイヤーが参加していたほか、アイドルグループによるステージ、コスプレイベントも併催されました。





イベント最後には、関係各社や運営スタッフが選出するコンテスト「EXPO痛車天国2020アワード」の表彰式が行われ、2020年の最優秀痛車に、巨大なフィギュアと融合した初音ミク仕様ホンダ ステップワゴンが選ばれました。まさに唯一無二の”立体造形”で表現されたデザインはTwitterでも話題になっていました(関連記事)。



「こちらの痛車をイベントで披露するのは初めてです」と語ったのは、製作者でオーナーのここのつさん。制作は「1シーズンに造形1体」と決めて作り始め、現在の姿になるまでに3年かかったそうです。半立体の初音ミクをどの角度から見てもデザインが崩れないように意識して作ったとのこと。ここまで立体にこだわり抜いたからこその、納得の最優秀賞です。

誰も予想していなかったコロナの影響、東京オリンピック2020に関連する施設使用不可問題など、多くの難題が立ちふさがる中でも、なんとか無事に開催された痛車天国。ねとらぼでは全5回に渡って写真まとめをお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!



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