「プレイステーション 5」の発売に世間が盛り上がる中、「プレイステーション 4」の中身と液晶パネルをアタッシェケースに詰めて、携帯ゲーム機化する猛者が現れました。特殊工作員の秘密兵器って感じでワクワク!


PS4P
アタッシェの中に、基板やバッテリーがみっちり

 製作者はさまざまな電子工作に取り組んでいる高校生、DX Terraria(@DxTerrariaYouTube)さん。中古のPS4 Slimを分解し、マザーボードとBlu-rayドライブ、スイッチやケーブルなど、動作に最低限必要な部品だけ取り出して組み込んでいます。


PS4P
製作は2月ごろスタート。まずはPS4の分解です

PS4P
電源回路等を自作して再構築。冷却にインテルの純正CPUクーラーを使い、省スペース化と静音化も実現している

 電源にモバイルバッテリーから取り出したリチウムイオンバッテリーを使ったり、液晶をジャンクのノートPCから流用したりと工夫を重ね、基板むき出し状態での起動に成功。Twitterに寄せられた意見をとり入れて筐体にアタッシェケースを選んだところ、思いのほか部品がぴったり収まり、ほぼ携帯ゲーム機の体をなしました。もちろんゲームも普通に遊べて、バッテリーも1時間はもちそうだということです。


PS4P
リチウムイオンバッテリー3個を直列でつないで使用。問題なく動作している

PS4P
基板がダメになっていたジャンクPCから液晶パネルを流用

PS4P
アタッシェケースに詰めたらいい感じにフィット。スピーカーの搭載や廃熱の問題は残っているものの、かなりの完成度

 「天才現る」「PS4P、完成していたのか!」「仕事のフリして遊べそう」など、作品はTwitterで大好評。作者はYouTubeチャンネルで回路部分のメイキング動画を公開しており、完成次第あらためてお披露目するそうです。


画像提供:DX Terraria(@DxTerrariaYouTube)さん