定年を迎えた男性と年老いたワンちゃんの交流を描いた漫画「おじさんと老犬の話。」がTwitterに投稿され、動物好きな人、動物と暮らしている人の心にじんわりとしみてきます。
1人と1匹のお話です

ワンちゃんをみつめるおじさんの視線がやさしいです
朝寝坊をして愛犬のリボンに起こされたおじさん。「母さんにご飯もらって」と言いかけて言葉を飲み込みます。おじさんは最近独身に戻ったばかり。定年を迎えたタイミングで離婚を告げられてしまったのです。

オールド・イングリッシュ・シープドッグのリボンと

最近独身に戻ったおじさん

1人と1匹で暮らしています
気分転換に出掛けることにしたおじさん。長くなっていたリボンの毛をさっぱりとカットしてもらいます。次に向かったのはドッグランがある公園。おじさんのテンションに反してリボンはのんびりムードで、昔のように走り回る様子はありません。

気分転換に出掛け

長かった毛をカットしてもらいました

ドッグランのある公園に行き

張り切るおじさんとのんびりムードのリボン

リボンが走り回る様子はありません
ドッグランに行っても走らず、早朝ジョギングに誘おうとしても起きないリボン。以前は完璧だった「おすわり」もスムーズにできず、おじさんはリボンをトレーニング教室に連れていきます。

完璧だったはずの「おすわり」も

スムーズにできなくなっています
おじさんの話を聞き、リボンの様子を見たトレーナーさんが告げたのは「リボンが指示を聞かないのは老化が原因」という指摘。更に「リボンは本当に10歳ですか?」と聞かれてしまいます。

トレーニング教室を訪ねると

リボンの様子を確認したトレーナーさんに

「指示を聞かないのは老化が原因」と指摘され

「リボンは本当に10歳ですか?」と聞かれてしまいます
自宅に戻って確認してみると、リボンが10歳だったのは2年も前の話。おじさんは自分の中で時間が止まっていたことに気付きます。

おじさんの中の時間は2年前で止まっていました
リボンの本当の年齢に気付き、驚いたおじさんが取った行動とは……。漫画は、ドッグトレーナー・獣医のあたたかいサポートや、おじさんが大切なことに気付けたおかげで、心にじんわりとしみるラストに向かいます。漫画の続きは作者であるみやうち沙矢さんのTwitterで読むことができます。
犬や猫は人間より早く年をとってしまうもの。動物と暮らす人にとって避けられない日が、いつかはやってきます。おじさんにとってリボンは唯一の家族であり大切な相棒。漫画を読んだ人からは「うちの子と向かい合っていかないと」「おじさんとの優しい時間が長く続きますように」といったコメントが寄せられています。
この漫画を投稿した、漫画家のみやうち沙矢(@saya_miyauchi)さんは元トリマーさん。今回投稿したお話は、コミックウォーカーで連載中のドッグトレーナー漫画『DOG SIGNAL』の1話。『DOG SIGNAL』は単行本1〜4巻が発売中です。
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