昔話やアニメによく出てくる、顔のパーツが何もない妖怪「のっぺらぼう」。人を驚かすことで有名なこの妖怪を描いた漫画が、予想外だけどハッピーな展開を迎えます。平和な世界だ……。

日が暮れた寂しい道を一人の男が歩いていると、若い女がしゃがみ込んで泣いていました。「どこか具合でも悪いのですか?」男が心配して声をかけると、女はぬうと振り返りこう言いました。「実は私……顔を失くしてしまったんです」その顔には目も鼻も口もなく、男は「ぎゃああ! 顔が無い!」と叫びました。



ところが顔が無いのは男も同じで、驚かすつもりの女も「ぎゃああ! あなたも顔が無い!」と驚かされてしまいました。 思いも寄らない同種族との出会いに喜んだ男は「おいしい蕎麦屋に」と、のっぺらぼうの昔話に出てくる例の蕎麦屋に誘います。その後、この2人はお付き合いを始めたそうです。めでたし、めでたし……?
なお、のっぺらぼうといえども顔に産毛が生えるそうで、お手入れの話に。顔は大事な商売道具(?)ですからね。

彼女は脱毛済みで、男には「まず施術者が一度気絶するから」と、驚かれることを前提にアドバイス。しっかりヒゲだけが生えている姿は、のっぺらぼう的には見栄えが良くないですよね。
怖くないハッピーのっぺらぼうの漫画には「誰も不幸じゃない世界、やったね!」「そしてのっぺらぼうの子どもが!」などの読者の声と共に、「どうやって蕎麦食うねん」「蕎麦どっから食うんだよ」などのツッコミも相次いでいます。
作者は漫画家のくろたま(@krtmgpl)さん。現在Twitterとジャンプルーキーで『妖怪雨女による神隠し』を連載中、単行本が発売中です。
画像提供:くろたま(@krtmgpl)さん
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