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“バスケの神様”とも称される伝説のNBA選手マイケル・ジョーダンが2月15日、地元ノースカロライナ州に病院を建設するため1000万ドル、日本円にして約10億6000万円を寄付。2019年にも別で700万ドルを寄付しており「誰もが良質な医療にアクセスできるべき」との信念に基づく行為が称賛されています。

ジョーダンが寄付先として選んだのは、ノースカロライナを含む4州で複数の病院を運営しているノバント・ヘルス(Novant Health)と呼ばれる統合ネットワーク。同団体は、過去にもジョーダンからの援助を基に2軒のマイケル・ジョーダン・ファミリークリニック(Michael Jordan Family Clinic)を建設した実績があり、貧困層が多い地域を中心に支援を続けてきました。両者は共同で公式声明を発表し、新しい病院は2022年にも開業予定だとしています。

ジョーダンはニューヨークで生まれるも、生後すぐにノースカロライナ州へ移住。幼少期の多くをウィルミントンで過ごしました。ノースカロライナ大学在学時にバスケットボール選手として頭角を現し大成した今では、現地に拠点を置くNBAチーム「シャーロット・ホーネッツ」の筆頭オーナーに。これまでもホーネッツの選手が病児の入院先を訪問するチャリティーなど、チームぐるみで支援を続けてきました。
あらためて地元は自分にとって特別な場所だと強調したジョーダン。「生涯を通じて支えてくれたウィルミントンへ恩返しできることに、心から満足しています」とし「住む場所や医療保険の有無にかかわらず、誰もが良質な医療にアクセスできるべき」との信念を主張しました。
ジョーダンの行為へは称賛の声があがる一方で「この間700万ドル寄付したばかりなのに」「金持ちが政府がやるべき仕事をしている」と驚く声も見られました。日本のファンからも「なかなか、できることではないよね」「神様だわ」「今なお、バリバリの超スーパースター」と根強い支持が集まっています。
同団体のカール・アルマト代表は、パンデミックによって医療格差が明白となった現代社会に言及し、新病院建設によって一刻も早く格差是正に寄与したいとの声明を発表。誰もに平等な医療を届けたいという信念を持つ「マイケルの揺るぎない協力に感謝しています」と謝意を示し、寄付は自分たちのみならず地域全体への投資だとしました。
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