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ベリーベリーショートにずっと憧れていたけど、「女らしさ」という周囲の固定観念から、なかなかバッサリとは切ってもらえない――。そんな経験をつづった漫画、「髪切って軽く人生変わった話」がTwitterで多くの共感を集めています。投稿したのはTwitterユーザーの“H”さん(@nokonokogiri)。

何年か前、Hさんがアメリカに住んでいたときのこと。当時ベリーベリーショートや丸刈りに憧れ続けていたというHさんは、切った髪を寄付すれば一石二鳥と、ヘアドネーションも兼ねて、長かった髪をばっさりと切ることを決意します。
しかし予約当日、ベリーベリーショートの写真を見せて「こんな感じにして下さい」とオーダーしたはずが、美容師さんは思ったほどバッサリとは切ってくれません。Hさんは「もっと短く」とお願いしますが、美容師さんは全然短くしてくれず、むしろ「まだ切るの?」とちょっとうんざりしている様子……。結局Hさんは「(もう)これで大丈夫です」とそこで引き下がってしまいます。

また後日、Hさんは別のヘアサロンでも同じようにオーダーしますが、「もっと短く」と主張しても、美容師さんは「これ以上みじかくすると、男の子みたいになっちゃうから」と、やはり思い通りには切ってくれません。Hさん本人はまったく気にしていないのに……。そんなことを何度か繰り返すうち、Hさんは見えない「女らしさ」という境界線のようなものを意識するようになり、「この短さが限界」なんだと半ば諦めてしまいます。

しかし、運命の出会いは突然訪れます。たまたま担当の美容師が休みになり、急きょ代わりの人に切ってもらうことになったHさん。取りあえず「すごく短くしたくて」と伝えると「オーケー、クリッパー(バリカン)は使う?」といきなり大胆な提案! ドキドキしつつ、「うん…つかう…!!」とHさん。ノリノリでカットしてくれる美容師さんに、Hさんもだんだん楽しくなってきて「もっとお願いします!」「もっと?」「もっと!」と大盛り上がり。こうしてHさんは、ようやく望んでいた髪形を手に入れることができたのでした。


理想の長さまで切れたことで「やっと自分っぽくなれた感じがした」とHさん。もしかしなくても、自分はベリーベリーショートに憧れていたんじゃなくて「ずっと『自分』になりたかった(戻りたかった)」のかな――そう気付いたのは後になってからのことでした。

Hさんは続くツイートで、「この美容師さんが私の希望を尊重してくれなかったら、私自身すら自分の希望を本当の意味で尊重することができなかっただろうなあと考えて今でも寒気がする時があります」とも投稿。TwitterではそんなHさんの体験に、「涙が出る」「髪型ってメチャクチャアイデンティティだし、大事だよね…」と共感する声が多く寄せられていました。
作品提供:Hさん(@nokonokogiri)
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