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2021年1月30日から2月28日まで、JR北海道が釧網本線で観光列車「流氷物語号」を運行しました。流氷物語号は2017年から流氷漂着の時期に合わせて運行される列車で、今回(2020年度)で5年目。その前身で1990年に始まったトロッコ客車の「流氷ノロッコ号」から数えると、流氷観光列車は31年の歴史を持ちます。
今年のトピックは、この列車の沿線が舞台となったゲーム「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」とのコラボでした。

え? そんなゲーム売ってますか? はい。売ってません(笑) いや、中古ゲーム屋さんやネットオークションなどにはあるかもしれません。なにしろ1987年にファミリーコンピュータ向けに発売されたゲームだからです。ここから先は、まずこのコラボの背景を知っていただくともっと楽しめます。ぜひ一緒に読んでみてください。
名作『オホーツクに消ゆ』×JR北海道「流氷物語号」 奇跡のコラボができるまで

今回はこの企画の当事者の1人である私が、コラボ運行の最終日、2月27日〜28日に行った「ロケ地を巡るファンミーティング」ツアーの様子をご報告いたします。さまざまなご事情で参加できなかった皆さま、こんなに楽しいコラボツアーでした。
「網走港」……第三の死体はオレ
2月27日10時ごろ。私と忍者増田さん、ゲームクリエイターの樋口浩路さんの3人は網走駅前で貸し切りバスに乗りました。忍者さんは『オホーツクに消ゆ』を発売した雑誌、ログインの元編集者です。樋口さんは荒井清和先生の窓口としてこの企画を手伝ってくれました。私たちは前日に網走に入り、駅前ホテルに泊まりました。
バスは予定通り女満別空港から発車。札幌・千歳空港から到着した参加者を乗せ、網走湖を眺めつつ網走駅に来ました。ツアーの最初の目的地、網走港へ。

網走港はゲーム内で第三の被害者「しらき ゆうくろう」の死体が発見された場所です。バスを降りた参加者の皆さんは「おお〜、ここかー」と写真撮影。確かに「しおさいのざわめきが なにかをかたっているよう」な景色でした。
ここで参加者の1人が持参したアイテムを披露。何と、ゲーム画面を模したフレームです。ツアー関係者が用意したと思われたかもしれませんが、これは「参加者の持参品」です。すごい。あ、キミは元ログイン編集部で、忍者増田さんの後輩、「柏崎コタロー」さんじゃないか!!

このフレーム、作りもしっかりしています。キンコーズにデザインを持ち込んで作ってもらったんだって。写真撮影が盛り上がります。よーし、おじさんもサービスしちゃうぞ。「しらき ゆうくろう」役を引き受けようじゃないか!!

地面冷たい……。身体が冷える(泣)。ゲーム画面の死体はあおむけだったけれど、風が冷たくて顔を出せませんでした(笑)。さあ、次へ行こう!
【訂正 2020年3月13日13時】初出時、ゲーム内登場人物名に誤記がありました。お詫びして訂正いたします。

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