ほとんどの人に使われなくなった古い言葉“死語”をよく使う幼なじみの女の子と男子生徒の会話を描いた漫画の結末が、かわいらしくて死語が好きになってしまいそうです。

幼馴染が死語を使う話

神山仁の幼なじみ月城佳穂は、今日では耳慣れない言葉の使い手。「おは!」とあいさつし「学校にレッツらゴー!」と、古めかしさただよう死語を連発します。神山くんが、死語を使いすぎる様子を心配して、学校では使わないよう助言すると「当たり前田のクラッカーだよ!」と元気よく返答します。徹底して死語を使っていく人だ……!

明るく愉快な月城さんですが「そんなん使ってもモテねぇぞ」という一言にひどく動揺してしまいます。どうやら彼女がたくさん死語を使うのは、何か理由があるようです。その証拠となる本をカバンから取り出すと、神山くんに突きつけました。


姿を見せたのは、神山くんが小学生時代に拾ったエロ本。小学校を卒業した今なお保管していたと思われる大切な本です。月城さんは、彼が宝物のように扱っていた本の中で死語が使われていたことから、それをマネして古めかしい言葉を使うクセがついたようです。
乙女心に気が付かない神山くんが、死語を使う理由を尋ねると、月城さんは「言わせないでよ あんぽんたん」と顔を真っ赤にしてつぶやくのでした。そのかわいらしく照れる姿を目にした彼は「死語っていうのも 胸キュンだ」と、死語となりつつある“胸キュン”を心の中でつぶやくのでした。
Twitterには2人のかわいらしいやりとりを読み、「ナウなヤングの恋愛はマブいですね」や「このアベック アツアツですね」といった、死語を使って感想を述べる人が多く現れています。また、エロ本に登場する女性と月城さんを比べて「髪型まで真似てる」と考察する声も。一途な気持ちがあふれた、かわいらしい青春の1ページです。
この作品を投稿したのは、漫画家の真広吏希(@Rikitaro1122)さん。真広さんはヤングジャンプに読切漫画「COWARD」を掲載しているほか、Twitter上で「貞子と出会ってしまう話」などを描いています。
作品提供:真広吏希(@Rikitaro1122)さん
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