あるVTuberが、機材やソフトにかけた費用を漫画にまとめて公開しました。これから始めたい人、興味がある人の参考になりそう。

投稿主は同人誌や商業誌、ネットで漫画の活動をするなか、2020年10月にVTuberデビューした「渡りに船」さん(@Watarini_Fune_/YouTubeチャンネル)。中身は男性だと公表している、いわゆる「バ美肉おじさん」で、主にゲーム実況を地声で配信しています。
メインの機材はASUS製ゲーミングノートPC。仕事用とはPCを分けたいからと、13万7769円で新規購入したもの。

当初は昔買ったマイクをそのまま使い、のちに音質の向上をはかって、オーディオテクニカの「AT2020」を1万780円で購入。コンデンサーマイクの動作には「ファンタム電源」が必要だと知らずに買ったため、ベリンガーの「UM2 U-PHORIA」(※)に5600円の追加出費が発生したそうです。
※ファンタム電源を搭載するオーディオインターフェース

ゲーム映像の録画には、ElgatoのUSB 3.0接続キャプチャボード「HD60 S」を1万9764円で購入。4000円台で買える格安の製品もありましたが、一般的な製品の価格帯が2万円前後と考えると、安すぎて怖いと判断し、却下しています。

VTuberの顔となるモデルについては、自前のイラストをもとに「Live2D」の無料版で作成したため、出費はなし。ただし、モデルと自分の動きを連動させるソフト「FaceRig」(本体1480円、Live2D用のオプション398円)に費用がかかっています。

ほかにも、アームスタンドやポップガードといったマイク用の器具や、各種ケーブル類など細かい出費が約1万円。渡りに船さんの初期費用はトータルで17万3182円となりました。後日、先述したマイクまわりの更新で1万6380円の出費。また、Live2Dを有料版に更新した際に、1年分のライセンス料1万4280円を支払っています。
渡りに船さんは、「自分に近い環境でももっと安く揃えられる可能性もあるし、3Dモデルで外注となるともっとかかりそう」とコメント。手持ちのPCを使うならば周辺機器分の出費だけで始められますし、モデルを外注または自作するならばその分のコストも発生しますし、環境と目標次第で予算は大きく変わりそうです。
※記事中の価格は全て税込
作品提供:渡りに船さん(@Watarini_Fune_/YouTubeチャンネル)
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