「ゲーマーの操作スキルを測定する」「ゲーマーならできて当たり前」――キャッチコピーが挑発的なWindows用フリーゲーム、「ExtremeQTE」が非常に手ごわくて悔しいです。PlayStationの「×」とSwitchの「X」とXboxの「X」を、瞬時に判断して正しい位置のボタンを押せとか鬼か!?

3つのゲーム機のゲームパッドは配列こそほぼ同じなのですが、ボタンに振られた記号が全然違います。例えば、天面の一番右にあるボタンは、PSなら「○」、Switchなら「A」、Xboxは「B」。右人差し指が当たる位置のボタンも、PSは「R1・R2」、Switchは「R・ZR」、Xboxは「RB・RT」。特にSwitchとXboxはAとB、XとYの位置が真逆で、交互に遊んでいるとしばしば混乱させられてしまうものです。
Twitterユーザーのスイカ食べ食べうさぎ(@8m410)さんが個人開発した同作は、その混乱を意図的に招くゲーム。1分の制限時間内に、お題通りのボタンを何回押せるか競います。お手つき1回につき残り時間が5秒減るペナルティがあり、スピードも正確さも大事。




このゲームでやっかいなのは、表記が3機種ごちゃまぜのお題。緑地で「B」と表示されれば、「XboxではBのある場所」、赤地で「B」と表示されれば「SwitchではBのある場所」のボタンを急いで押さなくてはなりません。しかも、これをPS用なりXbox用なり、Windowsに対応するゲームパッドのどれか1種類で入力するわけですから、なおさらややこしいことになります。
とはいえ筆者もゲーマーのはしくれ、全機種持ちなめんなよと意気込んで挑戦してみたのですが、けっこうスパイシーな辛酸をなめさせられました。R1とR、RBなどは表記が似通っていますし、PSの○△□×は他と異質ですし、あまり間違えないのですが、やはり困難なのはABXYの処理。赤地で「X」と出ると、「えーっと任天堂ハードだとどっちだっけ?」と一瞬考えてしまい、なかなかスコアが伸びません。それに焦ってお手つきすると、さらに伸び悩む悪循環。
ある意味苦行のような体験ですが、トライを重ねてスコアが伸びるとだんだん楽しくなってくるあたりはやはりゲーム。得点に応じて「柔軟なゲーマー」「天才ゲーマー」などと称号が与えられるのも地味にうれしいです。これだけで本当に天才ゲーマーになれるわけではありませんが、少なくとも判断力や反応力は鍛えられそう。

Twitterハッシュタグ「ExtremeQTE」には、遊んだプレイヤーたちのからのスコア報告も。中には90点超え――つまり3秒に2回以上正答する猛者もいて驚かされます。俺もがんばろっと。
協力:スイカ食べ食べうさぎ(@8m410)さん
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