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ビーチバレーボールの柴田大助選手が6月4日、タチヒビーチで開催する「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦男子大会」(6月5日・6日)からの棄権を発表。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性判定だったことをInstagramで公表しました。東京五輪出場権をかけ西村晃一選手とペアを組んで出場の予定でしたが、これで五輪本番への道は閉ざれます。応援するファンから「早く元気になって帰って来て下さい」と柴田選手の体調を気遣う声が多く寄せられていました。

東京五輪のビーチバレーボールは各国男女とも最大2チームまで出場が可能で、今大会の優勝ペアには東京五輪出場権が与えられます。柴田選手は2018年3月からプロビーチバレーボール選手として活動し、身長188cmと長身を生かしたボール反応でツアーでも上位に食い込んでいます。西村選手とは2018年からペアを組み、最新の世界ランキング(2021年5月31日現在)では89位(日本人ペア6位)と五輪出場への可能性を残していました。

Twitterでも声明を発表
柴田選手はInstagramで「チームとして練習だけに関わらず、私生活や食事、メンタルトレーニングなど再三厳しく指導されていたにも関わらず、私のコロナに対する配慮が甘く感染してしまい、五輪出場権獲得への挑戦すらできずに申し訳ございません」と欠場を発表ともに謝罪。ペアを組む西村選手は「(西村選手から)身体の事を1番に心配してくれました」としつつ、「勝利ということだけを僕の何十倍も考えていた西村選手の思いを無かったことにしてしまい、言葉では謝れない気持ちです」と心苦しい心境を明かしました。
残念ながら陽性判定により、大会欠場を余儀なくされた柴田選手。ファンからは「お身体に気をつけて」「無事復活する事を心から祈り、応援しているからね」と体調を気遣いながら、柴田選手の復帰を待つコメントが投稿されていました。
ペアを組む西村選手は所属チーム公式サイトを通じ「私自身は陰性でしたが、やむを得なく棄権する運びとなりました。これ程自分にとって辛いことはないです」とコメント。「本当に残念で悔やんでも悔やみきれない結果となりましたが、これまでたくさんの方に応援していただいた事は忘れません」とファンへ向け感謝の言葉を並べます。今後については「現実を受け止め、ここで諦めずに次に進める様、もう一度自分を奮い立たせてみようと思います」と現役続行を宣言しました。柴田選手の一日も早い回復を願いつつ、西村選手とのペアでビーチバレーと向き合う姿を楽しみにしたいですね。
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