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何になるかな? リニア中央新幹線の「列車名」大予想。前回は東海道新幹線が「のぞみ」「ひかり」「こだま」に決まった経緯を解説しました。今回は8種類の「〜〜系」に分けられる列車名命名の法則をおさらいし、リニア中央新幹線の列車名を楽しく予想しましょう。

列車名には「鳥系」「山系」「花系」が多い
1929(昭和4)年、日本で最初に名付けられた列車は、東京〜下関間の特急「富士」と「櫻」でした。
世界恐慌の不況、関東大震災の復興の中で、鉄道に親しみを持ってもらいたいという国(鉄道省)の施策で列車名が公募されました。結果は1位が「富士」、2位が「燕」、3位が「櫻」でした。このうち、「燕」は翌年の新型特急列車のために温存され、「富士」と「櫻」が採用されました。
4位以下は「旭」「隼」「鳩」「大和」「鴎」「千鳥」「疾風」でした。鳥の名前が大人気ですね。スピード感と姿の美しさが特急列車のイメージにピッタリでした。

この公募結果にもあるように、「鳥」「山」「花」「国(旧国名)」「風」にちなんだ名前が人気です。その後に採用された特急列車の名前も、ほとんどが「鳥系」「山系」「花系」「風系」に分類できます。
「国名系」は採用例が少ないですけれども、急行列車には「地域」「行先」が採用されており、広く「地名系」とまとめても良いかもしれません。
新幹線系統はスピード重視で、「ひかり」「こだま」に倣って「光系」「音系」の名前も目立ちます。新幹線の列車名を分類してみましょう。
- 光系:「ひかり(東海道新幹線)」「かがやき(北陸新幹線)」「あさひ(上越新幹線・廃止・朝日山地由来の山系でもある)」
- 音系:「こだま(東海道新幹線)」「やまびこ(東北新幹線)」
- 鳥系:「はやぶさ(東北・北海道新幹線)」「つばさ(秋田新幹線)」「とき(上越新幹線)」「はくたか(北陸新幹線)」「つばめ(九州新幹線)」「かもめ(西九州新幹線)」
- 山系:「たにがわ(上越新幹線)」「あさひ(廃止・上越新幹線)」「あさま(北陸新幹線)」「つるぎ(北陸新幹線)」
- 花系:「さくら(九州・山陽新幹線)」(植物系としては「みずほ(九州新幹線)」「あおば(廃止・東北新幹線)」も)
- 風系:「はやて(東北・北海道新幹線)」
- 地名系:「なすの(東北新幹線)」「みずほ(九州・山陽新幹線)」
- 食べ物系:「こまち(秋田新幹線)」

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