元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木さんが6月19日、YouTubeチャンネル「最後の闘魂」を更新。度重なる身体の不調で長期治療を余儀なくされている状況を「生き地獄」だとしています。
腰の治療で1月から入院している猪木さん。長期化するベッドでの生活に疲れ果て、「もういいだろう、楽にさせてくれよ」とこぼしたこともありましたが、大勢のファンから寄せられる応援に支えられ、治療がもう一歩のところまで完了。
しかし、1週間前となる12日には、腸捻転を引き起こして再入院となってしまったことを告白しつつ、「1日も早く皆さんにまた『元気ですか』を送りたいと思います」と視聴者に約束していました。

猪木さんはこの日のYouTube動画で、軽い屈伸運動とストレッチをリハビリでこなしたと報告。「今回、手も来ちゃったのがちょっとショックだった」と、前回の病気が影響しているかは不明ながら、左手にも何らかの不具合が生じていることを明かしています。

本調子とはいえない弱った口調で、1976年6月26日に開催されたモハメド・アリとの格闘技世界一決定戦に言及した猪木さんは、「本来ならみんなと集まって小さなパーティーができたんですけどね」と残念そうな顔でコメント。「周りがバタバタいなくなってしまう」「寂しい思いをしながら、いただいた生命を一生懸命頑張って」と、歴史的イベントから45年が経過し、知人友人が次々と逝去する中で残される孤独をかみしめていました。
襲い来る病魔と闘い続ける毎日を「なんか1人で勝手に生き地獄の道を歩んでるような」と自嘲気味にコメント。一通り心中を吐露した後は、気を取り直したように明るい表情に戻って「(病を)体験すればこうやって語ることもできる」「もう少し俺もリハビリをしながら、1日でも早く退院をできるように頑張っていきます」と再起の日まで闘魂を燃やし続けることを宣言していました。

動画を見たファンからは、猪木さんの復活を心から望む声の他、「燃える闘魂はまだまだ衰えていない!」「覇気が戻ってきててすごい嬉しい」と、病と闘い抜くとした決意に安堵(あんど)し心震えるという声も聞かれました。

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